内容説明
憲法違反の裁判員制度は、「軍国主義への一里塚」だ。「裁判員制度反対」の特別寄稿も収録。
目次
第1章 裁判員法への猛反発
第2章 憲法違反の司法改悪だ
第3章 納得できる説明がない
第4章 陪審制とはまるきり違う
第5章 また赤紙で召集される
第6章 人権と民主主義が崩壊する
著者等紹介
高山俊吉[タカヤマシュンキチ]
1940年、東京都生まれ。東京大学法学部卒。弁護士。東京弁護士会に所属し東京都千代田区に事務所を開く。青年法律家協会議長、日本民主法律家協会副理事長など歴任。交通法科学研究会事務局長、憲法と人権の日弁連をめざす会代表。交通事故や道路交通問題のほか、裁判や司法などにつき発言する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さいもん
1
もう裁判員制度は始まっているが…新宿区立図書館のリサイクル図書で入手。ちょっと偉い人権派弁護士の先生の著書。 ところどころ支離滅裂ではあるが、 実際の憲法の条文を紹介して裁判員制度の違憲性、そして陪審制や参審制と裁判員制の比較も紹介されており、なかなか勉強になる。 ところで、たったの6年前の本を放棄できる新宿区立図書館ってどんだけ裕福なのか(笑)2013/01/10
横丁の隠居
0
裁判員制度は誰が何のためにどういう目的で導入することになったのかわからないので、関連書籍をあさっている。今のところ、一番腑に落ちる説明としては、裁判所が国民の裁判制度に対する疑惑・不満を「国民の皆様にも参加していただいています」ということで目を晦まし、かつ、今までどおり判決は裁判官主導で出していこうということみたいだな。2015/01/12
アルゴン
0
★★★★ 「必要か?」と言われると、正直「別に」ですね。莫大な広告費と労力を費やされる前に知っておくべきだったとは思いますが。2010/03/13
Akio Kudo
0
★★★★ 著者の独断が目立つが、非常にわかり易く、裁判員制度の問題点を伝えている。蛭子能収のコメントは素人ながら裁判の問題を上手く伝えている。2018/02/17