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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062135498
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京湾晴海埠頭の沖合で元警視庁巡査部長でジャーナリストの中川一邦の死体が発見された。司法解剖での所見は殺人を示唆していたが、再度提出された“精密鑑定書”には事故死を意味する“溺死”の文字。それを受け、捜査本部はわずか3日で解散した。警視庁捜査一課の楠木宗一郎警部補は一連の経過に不審を抱き、月島東署刑事・菊山エリカ、大都新聞社社会部記者・新城康之らとともに、極秘で事件の再調査を開始した。追う者と追われる者が錯綜する中、次第に明らかになっていく事件のどす黒く暗い闇。それは日本全国を未曾有の大混乱に陥れる重大な機密だった。

著者等紹介

黒木昭雄[クロキアキオ]
1957年、東京都生まれ。1976年、私立修徳高等学校を卒業し、警視庁に入庁。1999年に警視庁を退職した後は、ジャーナリストとして警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などの分析を、元警視庁巡査部長の視点で鋭く抉り続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あずさ

0
ちょっと難しかったけど途中からぐいぐい読めた。これ読んじゃうと、やっぱり黒木さんは自殺じゃなくて消されたんだろうなー…と。中川と黒木さんの運命がダブってしまったように感じられました。2014/10/22

安藤

0
作者の本が好きだったので、図書館で借りてみた。最初は感じ多くてついていけなかったけど、どんどん面白くなって最後までよめた(*´ー`)…ちょっと難しかったかな?2013/08/23

仮面堂

0
まあ面白かったので他の作品も読んでみようかと作者名でググってちょっとゾッとした。2012/03/25

相模

0
主人公の中川は自分の死とこれから発生するであろう社会状況を予測し、万全の準備をしていた。大多数の一般人であれば最悪の状況であるはずの自分の死に対しても覚悟を決め、そうすることにより自分の生を価値あるものにします。出世や権力の獲得などの俗欲は、上手くいっても官報に記載され、小金が手に入る程度であるのに対して、彼の峻烈な著作は意味あるものとして民主主義国家に永久に残ります。自分が愛する警察組織の正常化を熱望しての企図は、彼にとって止むに止まれぬ事だったのだと思います。2018/11/23

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