内容説明
本書では、サッカー・イングランド代表チームのスベン=ゴラン・エリクソン監督が示すリーダーシップのスタイルを分析していく。エリクソン監督に着眼した理由は、リーダーとしての思考や行動が伝統的な型にはまっておらず、あらたなアプローチの輝かしい成功例といえるからだ。けっして、興奮しながら怒鳴り声で指示を出すようなタイプではない。独裁者とはまるきり違う。まさしく現代的なリーダーなので、誰にとっても学ぶべきところが多いだろう。北欧の有名企業(ノキア、エリクソン、イケア、アブソルートなど)やそうした企業の経営者(スカンジナビア航空の元CEOヤン・カールソン、ノキアのヨルマ・オリラ会長など)にも考察の範囲を広げて、同様のすぐれたリーダーシップの実例をみていくことにしよう。
目次
最初は歓迎されなかった「外国人」監督
「のろま」のイングランド代表
脱・カリスマリーダーの時代
「選手時代の実績」と「監督としての才能」は別物
ベッカムを上手く使え!権限委譲型リーダー
部下に密着しすぎるのは失敗のもと
「ベッカムがどんな髪型にしようと彼の自由だ」
「チームの“中”に監督がいる」
「シンプルに」運営せよ
組織のトップは独りぼっちで歩いてはいけない
どの国も、もはや「島国」ではいられない
失敗を本当に生かすために
著者等紹介
バーキンショー,ジュリアン[バーキンショー,ジュリアン][Birkingshaw,Julian]
ロンドン経営大学院の戦略・国際管理学助教授。巨大な多国籍企業の戦略やマネジメントを専門に研究しており、さまざまな一流企業(エリクソン、ルフトハンザ、HSBC、エクソンモービル、サラ・リー、アーンスト・アンド・ヤングなど)に経営管理のノウハウを教えている。イギリスの代表的なビジネス雑誌『Management Today』で、「次世代のすぐれた経営コンサルタント6人」のひとりに選ばれた
クレイナー,スチュアート[クレイナー,スチュアート][Crainer,Stuart]
ジャーナリスト。サントップ・メディアの創設者のひとり。執筆したビジネス書が相次いでベストセラーになっている
中山宥[ナカヤマユウ]
1964年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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