内容説明
ヴィジュアル系バンドに魂を奪われ、追っかけの世界に入った、えり、ノリコ、ユキ。えりは高校を中退し、退屈な北海道から憧れの東京へと向かう。えりの後を追うように上京するノリコとユキ。夢に見た東京でのひとり暮らしだったが、現実の影が三人に忍び寄る。お金、ドラッグ、セックス、三人の絆、そして音楽への思いはだんだんと引き裂かれていく―。90年代・バンドの世界を舞台に描かれた自伝的「ガールズ・ノヴェル」の最高傑作、渾身の書き下ろし大作、ついに完結。
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。1998年、パンクバンド「維新赤誠塾」結成、ボーカリストを務めた。1999年、土屋豊監督のドキュメント映画「新しい神様」に主演。翌年衝撃の半生を綴った『生き地獄天国』を刊行し、作家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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