内容説明
迷い込んだら抜けられないブラックホール。失踪した妻の唯一の手がかりを追って、男はそこへ足を踏み入れた―江戸川乱歩賞受賞の気鋭が描く、ちょっぴり怖くてミステリアスな街の物語。
著者等紹介
三浦明博[ミウラアキヒロ]
1959年宮城県生まれ。明治大学商学部卒業。仙台市の広告制作会社でコピーライターとして勤務ののち、1989年に独立。2002年、『滅びのモノクローム』で第48回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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redbaron
12
疑似餌に釣られた人間たちは、現実のような、非現実のような曖昧な世界を垣間見る。生餌を選んだ人間は多いが、疑似餌を選んだ人間は、神に選ばれし者なのかしら。ここでいう神=民間信仰の神さま。あたいはそう思うの。だって、彼は各短編に出てくるから。2016/02/04
葵堂
1
不思議な市場を介して自分と向き合う話。2023/07/02
ちょこちん
0
★★☆☆☆2016/05/05
さお
0
現実なのか、非現実なのか?よくわからん世界。私はこの作品でなにを感じればよかったのだろうか?テーマがよくわからん。2014/10/13
らくだ
0
なんか聞いたことがある地名が出てくると思ったら、作者は仙台出身だった。サーカス市場と言うちょと怪しい区画で起こる出来事の話。さらりとしている。2012/04/18