内容説明
「携帯メール1日50通」「ゲーム1日3時間」で子どもの脳と心は大ピンチ。4000人アンケートでわかった“メディア中毒”の実態と処方箋。
目次
第1章 メディア依存―子どもの脳と心に起きている異変
第2章 ゲーム族―注意散漫で口下手、人付き合いが苦手
第3章 メール族―友達は必需品、きまぐれな「恋愛中毒」
第4章 ネット族―凝り性で、自分の世界に浸り、傷つくことを避ける
第5章 アリ地獄―ゲーム、ネット「メディア中毒」の恐怖
第6章 空虚な心―「傷つき」を乗り越えられない子どもたち
第7章 居場所づくり―「情報肥満」時代の子育て
著者等紹介
魚住絹代[ウオズミキヌヨ]
福岡教育大学卒業後、法務教官に。以降12年間にわたり福岡、東京、京都の三つの少年院に勤務し、非行少女の立ち直りに携わる。2000年に退官後、京都医療少年院講師となるかたわら、2002年からは寝屋川市家庭教育サポーター、同市スーパーバイザーとして、大阪府の公立小・中学校に勤務。非行・いじめ・不登校・性などの問題にかかわり、子ども・教師・家庭の支援のほか、親や教師などを対象に講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
11
今どきの中学生の生活実態を、明解に分析しています。ただし、書かれから10年以上経過していることを考えると、状況はさらに変化していることを意識しなくてはいけないと思います。2018/07/26
ようこ
5
中学生とゲーム・メール・ネットへの付き合い方とその傾向について2005年に寝屋川・長崎・東京の生徒子どもたちに行ったアンケート調査をもとに考察してある一冊。ゲームは男子、メールは女子、ネットは几帳面で神経質な気質の子が、はまりやすく中毒になる子は心の問題をはらんでいることが多い、ということがこの本の要旨。とてもわかりやすいが、これとは反対意見の本を読んで考察したくなる。2012/07/27
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