内容説明
人の心は揺らぎやすい。坐禅は揺らぐ心との対話。人生の悩みや苦しみも、ひとつの修行。いつかは心穏やかな日がやってくる!逃げ場があれば、ゆとりができる!「悟り」は心の別天地。
目次
第1章 「もう朝かいな」
第2章 「禅坊主があれではなあ」
第3章 「無」の公案
第4章 晩夏の一日
第5章 豪傑坊主
第6章 「悟り」とは別天地
第7章 「諸行無常言うのは、ほんまですな」
著者等紹介
野村春眠[ノムラシュンミン]
1953年、京都府に生まれる。同志社大学文学部文化学科を卒業。司法書士事務所に四年間勤務後、黄檗宗の僧侶、後に和尚となる。2004年、還俗。執筆活動に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお@寺男
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エッセイ風だったので、ミクロな視点で出家の実際が垣間見れるかと思い。出家自体は書類に判子で終わる(その後の得土式などは別に存在)事に、少しの驚きとああやっぱりという納得。筆者は司法書士資格を持ち勤めながら毎週末、禅寺の泊まり修行に三年以上通い、ある切欠で二十六歳の時に出家。他の方の実際が見られて参考になりました。2014/05/29
図書館おじさん
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読後の感想・・・坊主の世界も結局金なのか2021/08/29
マサトク
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足に障害のある男性が、京都で(通いで)黄檗宗の修行をしつつ、僧籍を得て、を描いたエッセイ。坐禅の場面もあるが、禅問答の場面が多くあって、ちょっと面白い。まあしかし、道場のドタバタを「へえー」と思いながら読むというような本だなあ、これは。2018/04/25