内容説明
カキじいさんは、なんでも知っている。「川の水と海の水がまじりあう、しげぼうの海って、いのちの十字路なんじゃよ」カキじいさんはそういうと、ひくい声で歌いだしました。宮沢賢治イーハトーブ賞の筆者の自伝的童話。
著者等紹介
畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
1943年中国上海生まれ。牡蛎養殖業。「牡蛎の森を慕う会」代表。1989年より「森は海の恋人」を合言葉に漁民による植林活動を続ける。一方、子どもたちを海に招き、体験学習を行っている。その活動に対し、表彰・受賞多数。2004年には宮沢賢治イーハトーブ賞、河北文化賞受賞。京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。著書に、『日本“汽水”紀行』(文芸春秋/日本エッセイストクラブ賞)、『漁師さんの森づくり』(講談社/産経児童出版文化賞JR賞・小学館児童出版文化賞)などがある
徳田秀雄[トクダヒデオ]
1948年広島生まれ。デザインスタジオ勤務を経て1971年に独立、広告美術に幅広く活躍する
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