出版社内容情報
「ママ、行ってきまーす」
そう言って、背中のかばんを揺らしながら走っていった花菜。これが最後の姿になるなんて、誰が予期したでしょう。
あの忌まわしき「池田小学校児童殺傷事件」で、鬼畜・宅間守に1人娘を奪われた母が綴る、慟哭の手記。
事件後、子供を失って、崩壊の危機を迎える夫婦。精神的に傷つき、辛い日々を送る祖父母。そのうえ、事件前に犯人と出会っていた恐ろしい偶然まで重なってしまった、驚きと恐怖。泣き虫になった母の、4年間の想いが、今、語られる。
内容説明
事件後、子供を失って、崩壊の危機を迎える主婦。精神的に傷つき、辛い日々を送る祖父母。そのうえ、事件前に犯人と出会っていた恐ろしい偶然まで重なってしまった、驚きと恐怖。泣き虫になった母の、4年間の想いが、今、語られる。あの忌まわしき「池田小学校児童殺傷事件」で、鬼畜・宅間守に一人娘を奪われた母が綴る、慟哭の手記。
目次
出会い
離婚
再婚
花菜
事件
崩壊
悪夢
幻想
形見
真相
七五三
子供がほしい
和解
意見陳述
新たな生命
判決
むなしさ
死刑執行
危機管理
終わりに
著者等紹介
塚本有紀[ツカモトユキ]
1967年、大阪府生まれ。大阪の短大卒業後、家業の会社に勤務。結婚して1児をもうけたが離婚し、その後、子連れで再婚。2001(平成13)年、大阪教育大学教育学部附属池田小学校の児童殺傷事件で一人娘を失う。嵯峨御流正教授の肩書きを持ち、現在は、兵庫県立川西高等学校宝塚良元校で、週に1度、非常勤講師として生け花の指導をしている
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