内容説明
小柴昌俊教授、田中耕一さんたちがノーベル賞にかがやくまえに、こんなに多くの先輩たちがいた。算数や理科が好きになる、おもしろいミニ伝記。
目次
高峰譲吉―世界ではじめてホルモンをつきとめた応用化学者
山極勝三郎―世界ではじめて人工的に癌をつくりだした病理学者
池田菊苗―食べものの「うま味物質」を抽出した物理化学者
屋井先蔵―電気の缶づめ‐乾電池の発明者
長岡半太郎―物質の最小単位「原子」の正しい形を発見した理論物理学者
豊田佐吉―七十年以上もまえに、世界一の自動織機を発明
大森房吉―大森式地震計と震央を知る測定式を考案した地震学者
木村栄―地球の緯度観測で、明治時代に世界的な発見をした天文学者
本多光太郎―世界最先端の合金を発明、工業の発展につくした物理冶金学者
鈴木梅太郎―人間が健康に欠かせないビタミンB1(ビーワン)を発見
佐伯矩―世界に先がけて栄養学を創始した医学者
大賀一郎―縄文時代のハスの種を発掘し美しい花を咲かせた植物学者
古賀逸策―最先端の機器につかわれる水晶振動子を発見した電気工学者
高柳健次郎―テレビジョンをつくった電子工学の先駆者
中谷宇吉郎―人工的に雪の結晶をつくった物理学者
島秀雄―夢の超特急「新幹線」をつくった天才技術者
湯川秀樹―日本ではじめてノーベル賞を受賞した物理学者
木原均―ゲノム理論をつくった遺伝学者
岡崎令治―DNA(遺伝子)のコピーのされかたを発見した分子生物学者
木村資生―ダーウィンにつぐ進化論を提唱した集団遺伝学者