出版社内容情報
キイ・ワードは「身心脱落」
道元は、釈迦の正法を正しく読み取る智慧を、弟子たちや後世のわれわれに教えようとしました。それが『正法眼蔵』です。
総ルビつき原文 著者オリジナル現代語訳つき
仏道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己をわするるなり。角砂糖を湯の中に入れると、角砂糖は溶けてしまいます。しかし、角砂糖がなくなったのではありません。ただ溶けてしまったのです。――わたしたちは自分・自己に執着しています。その執着した自我意識の状態が角砂糖なんです。そして、この角砂糖が溶けてしまった状態が「身心脱落」であり、それを道元は別の言葉で“忘れる”と表現しました。――<本文より>
ひろ さちや[ヒロ サチヤ]
著・文・その他
内容説明
道元は、釈迦の正法を正しく読み取る智慧を、弟子たちや後世のわれわれに教えようとしました。それが『正法眼蔵』です。総ルビつき原文。
目次
序論 道元入門
1 現成公案
2 生死
3 仏性
4 洗浄
5 袈裟功徳
6 菩提薩〓(た)四摂法
7 摩訶般若波羅蜜
8 唯仏与仏
9 祖師西来意
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪に生まれる。1960年、東京大学文学部印度哲学科卒業。1965年、同大大学院博士課程修了。気象大学校教授および大正大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちさと
32
実務面で悟りってあるのは分かるな。今までうまくいかなかったことでも「あー見えた」と思って、ちょこっと変えると全部うまくいくのってあるある。卵が先か、鶏が先か。この問題のアプローチは生物学か理論数学か、という感じで全部繋がっているから、ひとつ悟ると全体に影響するってことなのかな。「花にも月にも今ひとつの光色おもひかさねず、はるはただはるながらの心、あきもまたあきながらの美悪にて、のがるべきにあらぬを、われにあらざらんとするには、われなるにても、おもひしるべし」余計なことするな、という話。2019/04/11
U
9
道元=「身心脱落」 とりあえずそれだけはわかった! とてもじゃないけどタイトル通り“すらすら”読むことはできませんでした 笑2018/05/04
Ryosuke Kojika
4
すらすら読めるわけない。別にそこは期待していない。小林秀雄の言葉を借りれば「一生かかったって理解できないかもしれない」訳で。自分のライフワークとして、仏教や哲学が最近急激に私の場所を占めるようになった。以前、あるがままを受け入れられないと言っていたが、そもそも前提がおかしかったことに気づけた。受け入れるも何も、あるがままはあるがままでしかないではないか。受け入れようとすることが、あるがままであるはずもなく。また、あるがままを受け入れれたらどうなることでもなし。今をただ善く生きる。2021/01/21
nchiba
4
仏教の基本にある「無」は、西洋の哲学が頑なに否定して苦労してきた考え方の様だ。「有」を前提として「無」を否定するとパラドックスに陥る。道元の哲学はこれらを同じモノだと考えてパラドックスに陥らない。日本語の哲学の面白さが正法眼蔵には含まれているらしい。とは言え、内容は難解。何度も読まないと理解の入口に立つのも難しそうだ。2011/08/14
まちゃお
3
途中で断念。私の現在地です。道元の凄さがわかる本でした。いつか読める日が来るといいなぁと思っています。2025/01/02




