大西鉄之祐ノート「荒ぶる魂」―早稲田ラグビーの神髄

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062127158
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0075

内容説明

没後10年目に新発掘された早大講義録。名将が語り尽くしたスポーツの本質と勝つための知と熱。

目次

「ぼくの基本論」―「現代スポーツ」が抱える、五つの問題への視点
「自由と金銭の関係」―「アマチュアリズム」の本質
「教育的価値」―知性的行動の基本は、五つの「T」にあり
「情緒的行動」―野獣の闘争から「闘争の倫理」へ
「巨大なコミュニティ」―先進国の「スポーツクラブ」と日本の後進性
「プロフェッショナルの本質」―「最高の技術」「最高の勝負」「最高のアピール」
「スポーツ社会学」―マラソンが果たした「社会的機能」
「スポーツ政治学」―「ローマに学べ」スポーツ行動が時代を変える
「IOCとIF」―オリンピックを変質させた「人と事件」
「第三の宗教」―ソシアル・フォーセスとして、この平和を守れ
「最終講義」―「人間とスポーツ」
「現代リーダー論」―指導者は「無攻徳」で子供と対決せよ

著者等紹介

大西鉄之祐[オオニシテツノスケ]
1916年(大正5年)、奈良県生まれ。1934年、早稲田大学第二高等学院に入学。同大ラグビー部に入部し2年連続全国制覇。1939年、早稲田大学商学部を卒業後、東芝に入社したが、1940年から終戦まで兵役。復員後、アヤ夫人と結婚。早大体育局非常勤講師を経て、1950年早稲田大学ラグビー部監督に就任、3回の全国制覇を達成した。のちに二度、延べ9年間にわたって早大監督を務めた。この間、「大西魔術」と称された奇跡的勝利などで、早稲田ラグビーの復活を演出した。さらに、ラグビー日本代表の強化にも尽力し、ヘッドコーチを経て監督に就任。1968年には、ニュージーランド遠征でオールブラックス・ジュニアを23対19で破る。独自の「展開、接近、連続」の理論で新戦法を次々編み出し、戦後の日本ラグビーをリードした。1987年、早大教授を退任。1989年、勲四等旭日小綬賞を受章。1995年9月没

益子俊志[マシコトシユキ]
1960年、茨城県生まれ。日立第一高校卒業後、1979年早稲田大学教育学部入学。同大ラグビー部に入部し、1981年には大西監督のもとで、翌年は主将として関東大学対抗戦で優勝。1993年、2000年に早大ラグビー部監督を務めた。茨城県岩井高校、千葉県市川学園教諭を経て、現在、防衛医科大学校保健体育学助教授
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