内容説明
突然の父の事故死、ナンパやパチンコに明け暮れた日々、転職をくり返したサラリーマン時代、そしてついに、ひきこもりへ…。20代の紆余曲折を描いたこの自伝的物語は、目標を持てず、出口の見えない青春を過ごす若者たちへ贈る著者のエールだ。37歳で医師になった著者が、30歳で医学部受験を決意するまでの迷いと挫折の日々が、心に残る七つのメロディーと共に今よみがえる。
目次
1 アメリカン・パイ
2 ニュー・キッド・イン・タウン
3 エイプリル・カム・シー・ウィル
4 ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ
5 グリーン、グリーン・グラス・オブ・ホーム
6 リヴィング・イヤーズ
7 フィールド・オブ・ドリームス
著者等紹介
川渕圭一[カワフチケイイチ]
1959年、群馬県前橋市生まれ。東京大学工学部卒業。パチプロ、数社の会社勤務を経て30歳で医師を目指し、37歳で京都大学医学部卒業。1996年から4年間、大学病院で研修医として勤務し、その経験をもとに2002年『研修医純情物語―先生と呼ばないで』(主婦の友社)を出版。フリーの内科医として働きつつ執筆活動も続けており、2003年には児童書『ぼくのおじさん』(講談社)も出版している
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感想・レビュー
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Nobuko
3
フリーター医師が医師になる前のお話。研修医純情物語で、病気ばかり追いかけずに、人間として診てくれる、カンファレンスよりもデイルームを重要視する素敵な先生だなぁと思っていたけれど、自分の気の向くままに行動されると、せっかく主治医になってもらって胸襟を開いたところで「病院向いてないんで辞めます」って言われたら逆にショックかも。だからフリーランスで健康診断してるのが向いていらっしゃるような気がします。人生経験だけでは病気は治せない。ちょっと失望したかな。2023/09/16
寝る子は育つ
0
世に言う私小説なんでしょうかね?医師になる前の話だから題名とそぐってなくて残念。2013/01/26
mitsu
0
色々な経験からそれでも自分の歩む道を見つけられてうらやましいですね。この著者はかなり頭が良いのでしょうね。2012/12/25
あすか
0
こんな経歴をもったお医者様もいるんだな~と好感をもった。自分のアルバイトの思い出がよみがえった2010/10/17
詩界 -うたか-
0
似たようなテーマで思い出せないと思うので埋め。川渕さんの拙いながらも思いのこもった物語を読むのは好きです。