内容説明
なぜ晩婚化はすすむのか?なにが結婚の「壁」なのか!?自分の「心」を整理できない男と女、ハラハラしながらも問題先送りを決め込む親。社会的背景と複雑に絡み合う「結婚しない時代の愛」を探る、気鋭の精神科医のホットなレポート。
目次
第1章 みんな満たされない
第2章 既婚者の憂うつ
第3章 キャリアと結婚
第4章 親、家族と結婚
第5章 「ラク」は結婚を変えるか
第6章 「仲間割れ」する女たち
第7章 結婚で「心の穴」は埋まるのか
第8章 国策と結婚
第9章 誰のための「結婚」か
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年7月1日、北海道札幌市に生まれる。東京医科大学卒業。精神科医。帝塚山学院大学人間文化学部人間学科教授。臨床経験を生かして、新聞、雑誌などの各メディアで、社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍している。また、現代人の「心の病」について洞察を続けている。専門は精神科だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
15
図書館のリサイクル図書で、15年前の本。女性が結婚をためらう状況はほとんど変わっていないが(コロナはどう影響するんだろう?)、当時より親世代にパラサイトさせる経済力が無くなっているので、より厳しいように思う。生涯未婚は容認されつつあり人口減少は避けられないが、それを前提としたビジョンを示すことができる誰かは登場するのだろうか?2020/05/22
Yohei
3
★★☆☆☆女性の結婚意識の変化に対するレポート。過保護な親により自立性欠如を指摘している点では女性・男性ともに非があり、昨今の"いい男がいないから結婚しない"という雰囲気には批判的なコメントを残している。女性が結婚するメリットが年々減少していることを良く示したうえで、娘が結婚しなくてよい環境を整えることにより母親が老い・死といった問題から目をそむけている点を指摘、親子ともにそれぞれが自立して個人の問題に向かう必要があると記している。2011/08/12
しげ
3
「結婚をとりまく社会のこわさ」が書かれていて、とても興味深かったです。確かに「結婚して子どもを産むのがあたりまえ!それをしない人は非婚化や少子化を加速させている!」みたいな風潮がありますよね。それってどうなんだろう…。子育て支援事業の充実は「少子化対策」ではなく「社会福祉の向上」として、たとえ少子化が問題になっていなくてもやるべきだという意見に、賛成です。2012/03/24
ミィさん
1
「結婚出産をしていない女性が後ろめたさを感じなければならない社会はおかしい」という主張はその通り。でも、結婚のマイナス面を強調しすぎ。結婚しても孤独が満たされず精神病んでる妻の話とか。結婚以前の問題だろ。 結婚すると、経済面、精神面、家事面すべてメリットだけだと思うが。収入は2倍になるし、話し相手はできるし、家事は二分の一になるし。友達と遊ぶ時間も減らない。なんで結婚するとお金も時間もなくなるとか、マイナス面だけ強調されるのか不思議。2014/06/03
クラウディア
1
結婚にまつわる事柄を、様々な観点から考察した結論は、「結婚は個人の自由!」と言うことのようだ。『「私の生き方にあれこれ言わないで」と言えるためには、今の状況への納得感を持つべきで、納得できない人は状況を変えるために動き出すべき』との言葉に共感した。自分の人生ですから。ただ、タイトルから「結婚をどう怖いと思うのか」ということかと思って読んでいたのに、実際は「結婚させようとする社会(親、風潮、国家)が怖い」という話だったので、期待した内容とは違った。2014/01/26




