上海音楽学院のある女学生の純愛物語

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062126069
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0095

内容説明

文化大革命という残酷な時代、禁じられた愛をつらぬき、自分らしさを忘れず懸命に儚い人生を生き抜いたひとりの女学生がいた。歴史にうもれてしまいそうな、ごくふつうの少女の小さな命を美しい文章で見事によみがえらせる―中国の女性たちを夢中にさせた真実の上海ロマンス。

目次

第1章 前奏曲(プレリュード)―女優・上官雲珠の娘、姚姚の誕生(雨に煙る上海;美貌を武器にした母 ほか)
第2章 仮面の少女―母娘の葛藤と文化大革命の足音(義父・程述堯の失敗;秘密 ほか)
第3章 慟哭の調べ―恋人と母、悲しすぎる最期(迫りくる闇;ズボンを切られた淑女 ほか)
第4章 面影に抱かれて―許されぬ少年との恋(癒されてゆく心;上海サラダ ほか)
第5章 鎮魂歌(レクイエム)―「愛し、愛されるために生きたかった」(ハクモクレンの純潔;置きざりの荷物のように ほか)

著者等紹介

陳丹燕[チェンタンイエン]
1958年、北京出身。八歳で上海に転居、上海華東師範大学中国文学科を卒業後、出版社勤務のかたわら児童文学や少女小説を書き、専業作家となる。現在、上海在住。1992年の『一個女孩』(『ある少女』)はドイツ語訳されて、ドイツ、スイス、オーストリアなどで児童文学関係の賞を受賞。その後、「懐旧ブーム」の波に乗ったノンフィクション「上海シリーズ」を発表し、ベストセラーとなる

樋口裕子[ヒグチユウコ]
翻訳家・エッセイスト・中国語通訳者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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