内容説明
田中角栄、中曽根康弘、宮沢喜一、金丸信、竹下登、小沢一郎、橋本龍太郎、小渕恵三、野中広務…実力者たちの謀略と愛憎の渦の中を、自民党最後の闘将はどう生き抜いたのかいま初めて明かされる「大乱世の男」の栄光と蹉跌。
目次
第1章 栄光と蹉跌―田中角栄につかまれた前髪
第2章 一将功成りて―田中軍団の亀裂
第3章 策士の本領―創政会結成
第4章 小沢との溝、深まる―竹下政権崩壊
第5章 両雄並び立たず―揺らぐ竹下派支配
第6章 「背骨」は戦争体験―固定観念を捨てて
第7章 苦悩の首相、幹事長―独り舞う宮沢
第8章 権謀術数の極致―「自社さ」の人間ドラマ
第9章 激情と冷徹―官房長官、君臨す
第10章 男子の本懐―「総裁選」に散る
著者等紹介
田崎史郎[タザキシロウ]
1950年6月22日、福井県坂井郡三国町生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。73年4月、時事通信社入社。経済部、浦和支局を経て79年から政治部。82年4月から田中派を担当。以来、田中派、竹下派、橋本派を中心に取材。政治部次長、編集委員などを経て時事通信社解説委員
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