内容説明
ある日、ビルの屋上で出会った望月景と中川清香。ある晩、廃工場で出会った椎名純紀と久我誠司。大人たちから逃れるには「死」しかないと追いつめられ、さまよっていた若い男女に訪れた偶然。ふたつの出会いがひとつにつながった時、「奇跡」が起きた―。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作家が放つ渾身の書下ろし小説。
著者等紹介
沙藤一樹[サトウカズキ]
1974年、兵庫県生まれ。早稲田大学商学部中退。大学在学中の’97年、日本ホラー小説大賞短編賞を『D‐ブリッジ・テープ』で受賞し、デビュー
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感想・レビュー
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スノーシェルター
4
読み終わったら気持ちが暗くなった。良くわからない世界だ。わからなくていいや。2010/04/11
meg
2
なんだかつまんない本書くようになっちゃったなぁ…と思いよく見たら、沙藤一樹? 誰ですか~・・・(;´Д`) 桜庭一樹と勘違いして借りてきたようです(-.-) 『さ』と『一樹』しかあってないじゃん2013/06/01
zxcvdayo
2
生きることは選択肢を選び続けることって言うけど、糞みたいな選択肢ばかり用意する「ソイツ」こそ全てが悪くてぶん殴られるべきだけど、それでもやはり選択したのは自分で、自分で自分を許せない、みたいな、そんな感じの姉弟の話/自罰的になってる人に「君のせいじゃないよ」と言えても、初めから「俺のせいじゃねえ」って開き直ってる人みると、えっ?ってちょっと引いてみちゃったりするじゃん。せめて苦しんだ分その後解放されますようにと願うばかりだけれども。清香……2013/04/28
Tigurasha
2
ミルクは話が進んでる感じがなく、途中でぶちぶち切れるようなかきかたで、2人が惹かれ合う理由もわからず、なんだか読みにくかった。工場はひたすらグロテスクな感じで流し読みしかできなかった。全体的におなじ言葉(特に重要さを感じない)が繰り返し何度もでてくるのでうんざりする。読みにくい本でした。2011/04/11
Shiyu Jash
1
悲しさを書いたらこの人の右に出る人はいない。