内容説明
2500万個の高級ブランド。この驚異のブランドに、堺屋太一と現役東大生が2年間の歳月をかけて挑んだ。
目次
序章 奇跡のブランドルイ・ヴィトン―二五〇〇万個の高級品
第1章 ルイ・ヴィトンの歴史―一五〇年の約束と裏切り
第2章 女子大生とルイ・ヴィトン―ルイ・ヴィトンに見た夢
第3章 おばさんとルイ・ヴィトン―もはや見栄えではない
第4章 男子学生とルイ・ヴィトン―届かないけどちょっと気になる
第5章 ブランドにいかにして染まるか―親愛なるルイ・ヴィトン私はこうして貴方の虜になった
第6章 謎のルイ・ヴィトン・コミュニティ―ヴィトンの秘密・日本人の秘密
第7章 ルイ・ヴィトンエモーショナルデザイン―モノグラムは永遠に進化する
第8章 ルイ・ヴィトンのコミュニケーション戦略―神話と夢のキャッチボール
第9章 ブランドとは―お守り、こだわり、オンリーワン!
終章 徹底討論(堺屋太一と東京大学堺屋ゼミ生) どうして売れるルイ・ヴィトン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱじゃま@抱き枕と一緒
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マーケティングについての情報を集めるのに疲れたのでちょっと趣向を変えてみた。 ルイヴィトンは他のブランドに比べて圧倒的という言葉を使えるほど世に出回っている。その購買世代の幅も広く、人気は落ちない。 その理由を各方面から調べた一冊だが、結論は3つほどの大枠に収まっている。 ゼミの有志によって著された本であるが、なかなか興味深いものが散見され、ブランドというものを考えるときの取っ掛かりというかステップになりそう。2012/10/06
ウマカラス
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ヴィトンだけではなく、「ブランド」というものを考察している。ゼミから生まれた本にしては上出来。2009/02/27
H.T.
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東大教授と学生たちによって出版された研究論文。 学生の文書なので分析手法、アンケートの取り方、読み手に対する意識は拙い部分は有ったが、内容的には面白い箇所もありました。 結局最後まで「どうして売れる ルイヴィトン」に対する明確な結論は出ませんでしたが、それを考えるための材料は提供されていたと思います。 自分の周りで日々売れているブランドを見る目が変わりました。 (最後から2番目の「ブランドとは」に出てきた「ルイ ヴィトンのライバルはハワイ旅行」は面白かったです)2019/11/20