清談 仏々堂先生

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062123549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「気に入る花がないから、描けない」椿絵作家として出世した関屋は、「百椿図」完成を前に行き詰まっていた。我楽多満載のワンボックス・カーで駆けつけた仏々堂先生が仕掛けた「お節介」とは?平成の魯山人の活躍を描く全四篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夏子

3
関西きっての粋人で知る人ぞ知る数寄者である沸々堂先生の食えない魅力が詰まった短編集。彼を先生と読んで慕うお弟子が沢山いるのも頷けます。2018/05/27

やむやむ

2
初読みの作家さん。数奇の世界での勧善懲悪のようなカラッとスカッとした読後感。主人公がスーパーマン過ぎて浮世離れしている感はあるし、関西弁には時々ほんの少し違和感を感じるものの私が京都弁に馴染みがないからかもだし主人公はテレビドラマの水戸黄門様のようなある種ファンタジーのような存在かもと思い直すと、後は楽しくサクサク読めた。2017/09/05

sugahata

1
くたびれたワゴン車,すり切れ綻びが目立つ服。その外見からは想像もできないが、実は主人公、当代屈指の風流人。こだわり美学を持ち野暮を嫌う。道楽を実現するためには労を惜しまない。 著者の作品は好きで、全部読んでいると思っていたがこのシリーズはとばしていた。氏としては異色作なのだが、著者紹介を見ると古民家に住み日本文化への造詣も深いという。2013/07/01

ジジ

1
爽やかでユーモラスで楽しいお話でした。七夕の話、縁結びでなかったところが最高! この2人が結婚でもしたら野暮じゃないか、と思っていたのよね。粋、数寄、典雅、芸術・・・先立つものがないとこういうゆとりは楽しめないよね。別の世界の人たちの話だ。憧れ。続編があるのですね。読むし。2011/12/05

オーネ

0
最初は物足りなく読んでいたけど、だんだん佛々堂先生の魅力に惹かれた。 「龍の契り」しか読んだことがなかったので、作風の違いにびっくり。2014/11/04

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