出版社内容情報
おばさんがまきおこす事件は人をハッピーに両親の離婚で母と妹の三人になった少年。引っ越し先のクラスとなじめずにいた僕の前に、ドミニカからロラおばさんがやってきた。このおばさんがすごい人だった。
内容説明
両親の離婚でかじかんだ少年の心をおばちゃんの笑顔と料理であたためていくユーモアとやさしさいっぱいの物語。
著者等紹介
アルバレス,フーリア[アルバレス,フーリア][Alvarez,Julia]
ドミニカ出身のアメリカの詩人、作家。1950年生まれ。10歳のときにアメリカに移住。1991年に著した小説『ガルシア姉妹はどうやって英語のなまりをなくしたか』がベストセラーになる
神戸万知[ゴウドマチ]
ニューヨーク州立大学卒業。白百合女子大学大学院博士課程修了
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感想・レビュー
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はる
55
両親が離婚して、母親とともに寒いバーモンドに引っ越してきた幼い兄妹。親しい人のいない土地で寂しいし、母は落ち込んで泣いてばかり。そんなとき、ドミニカから陽気なロラおばちゃんがやって来た!人懐っこくて誰にでも気軽に接するおばちゃんは、時々失敗もするけれど、すぐに町中の人と仲良しに。おばちゃんは魅力いっぱいですが、もうちょっと子供たちの成長を描いて欲しかったかな。2018/02/22
ミーコ
37
翻訳物はカタカナ名が苦手で すんなり頭に入らないのですが、ロラおばちゃんが明るくてスペイン語しか喋れないのに 誰とでも友達になれる陽気なオバサン。最初は疎ましく思ってた子供たちも徐々になついて行きます。両親の離婚と言う重い現実か有るのですが おばちゃんの明るさに 楽しく読めました。またパパとママ 兄妹で暮らす事が出来れば良いな と思います。2019/02/20