内容説明
国民学校一年生のマサコ。遠くで始まった戦争は、いつのまにか少女の、すべての人々の生活を丸ごと底なし沼に引きずり込んだ。子供と読みたい戦争という日常。
目次
九官鳥とどくだみの花
鍵屋の家
祖母と下有知村
渡し舟
母の日直
父の日曜日
講談社の絵本
おんな友達
紀元二千六百年と二重橋
日米開戦〔ほか〕
著者等紹介
大脇雅子［オオワキマサコ］
１９３４年岐阜市生まれ。５８年名古屋大学法学部卒業。５７年同大学法学部文部教官助手（労働法）。６２年、安保闘争のなかで司法修習を終えて弁護士登録（名古屋弁護士会）弁護士として労働・公害・離婚等家庭事件を多く担当するかたわら、非常勤講師として労働法・社会保障法を大学で講義。現在も母校名古屋大学で立法政策学を講義している。９２年参議院議員に。ＰＫＯ法闘争のなかで、砂川判決をくだした裁判官・伊達氏に「いまこそ憲法擁護の大事なとき」といわれて、社会法律文化センターの推薦により社会党（当時）の比例区代表に指命され初当選。以来二期一二年にわたり参議院議員として、男女雇用機会均等法の欠陥を改正し、パートタイム労働者の権利保護法、環境アセスメント法、廃棄物処理法等、立法と法改正につとめる
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