牛乳の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062122986
  • NDC分類 640.4
  • Cコード C0095

内容説明

いい堆肥を作って、いい土を作って、で草をとる。でその草、化学肥料を多くやらないから健全だから。牛も健全。で、牛はおっぱいたくさん出さないけども健康だから事故が少ない。耐用年数が長くなる。そうすると生まれた育成牛は個体販売で売れていく。いわゆる、自分の農業の中の「農的循環」が良くなる。うん。これ農的循環、農業の進歩なの。もっと言えば「太陽エネルギーを最終的にミルクに変える効率が良くなっていく」の。工業的な循環でなくて。自然と生きる、笑って生きる。北の大地の酪農家たちからもらった21世紀の指針。新手法の渾身ノンフィクション。

目次

第1章 乳と蜜の流れる山
第2章 酪農の現状(松岩さんの話)
第3章 誰にでもできる酪農(ユニークな人たち)
第4章 二一世紀の酪農家たち
第5章 永遠の牧場

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

10
あらすじから惹きつけられる。酪農のそれも山地酪農にスポットを当てている。 奇跡のリンゴのように苦労して自然を上手く活かし自然のままの状態を維持する斉藤牧場に感動させられる。自然が好きな僕としてはたまらなく行ってみたい。 他の人から見た山地酪農のプラス面・マイナス面も書かれている。 後継者や同じようなやり方が広まらないのはそれなりに問題もあるのだろう。 本とは関係ないけど 宝塚の牛乳がクリーム層が出来る製法でとてもおいしいらしいですよ (。・ω・)2016/04/09

わたがしはかせ

3
★★★★☆一頭あたりの生産量を極限まであげるために輸入飼料と人手と機械をつぎ込む「普通の」やりかたに疑問を感じた開拓者たちの話。生産高を求めず管理効率化をすすめて利益率をあげていくニュージーランド式の放牧が、いろんな視点や思想を元に語られていて非常に興味深い。2014/12/07

Koichi Mori

1
安全・安心な牛乳は何かを問いかけてくれる本。この本を読むと近所のスーパーマーケットで売っている牛乳は買えなくなりますね(笑)2012/03/07

ニッポニア

0
革新的な牧場の可能性を示すような前半から、それを真っ向から否定してしまう後半の展開を読め。2014/04/19

まぶ

0
酪農の話なんだけどなんとなく医療とも通じるような。 人が20世紀に離れ過ぎた自然に戻りつつある過程がこの21世紀なのかなぁ。 あと人も牛も当たり前だけど喉の乾き方一つが個体ごとでもその日ごとでも違うってね。 EXPERIENCEが大事になりますよね。2012/01/14

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