内容説明
ソープ嬢の純情―清張賞作家が若き日の中央公論新人賞受賞作を基に長篇完成。蜜柑山から都会に出てきた女の勁く生きる姿。
著者等紹介
山本音也[ヤマモトオトヤ]
『ひとは化けもんわれも化けもん』(文芸春秋刊)で松本清張賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白
1
なんとも不思議な印象。/正直よく分からなかった。この本を人に説明しろと言われれば、何を言ったら良いか分からない。私が未熟だからだろうか。もう少し歳を重ねてから読み直すと、何か変わるだろうか。/それでも、文の雰囲気や表現は好き。当て字(なのか、そう読むけれど普段はあまり使わないような漢字と言うべきか)が多かったので、辞書を横に置きながら調べ調べ読んだ。それもまた楽しい。/211頁『あの四階の汚いドアを開けると、文句なしに生きる理屈が待っている』/主人公が人を名前で呼ばず、外見や肩書きの単語で呼ぶのが好き。2018/08/08
ぐら
0
☆☆☆☆☆ 何かオチがあるのかと待ちながら待ったけど、 最後まで無かった。2006/08/22
リーマン男爵
0
特になし2021/02/04
閨
0
人それぞれ、様々な美学があるのだと思う。その美学に対し信念を貫き通すことができたら、どんなに素晴らしいことか。しかし大半の人は、美学はあっても信念を貫き通すことができない。悩んで妥協して諦めて、誰もそう大して変わりはない、と思いたい。2020/02/29