私デザイン

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  • サイズ B6判/ページ数 476p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062120838
  • NDC分類 757
  • Cコード C0036

内容説明

アカデミー賞受賞、カンヌ映画祭芸術貢献賞受賞、グラミー賞受賞、ニューヨーク批評家協会賞受賞の著者が、世界の巨匠たちとの出会い、衝突、孤独、感動、そして残してきた仕事について自らが綴った、圧倒的な告白の書。

目次

カンヌ国際映画祭芸術貢献賞受賞―映画「MISHIMA」
グラミー賞受賞―マイルス・デイヴィス「TUTU」
ニューヨーク批評家協会賞受賞―ブロードウェイ演劇「M.バタフライ」
「映像の肉体と意志―レニ・リーフェンシュタール」展
アカデミー賞コスチュームデザイン賞受賞―映画「ドラキュラ(Bram Stoker’s Dracula)」
ブロードウェイプロダクション「デビッド・カッパーフィールドの夢と悪夢」
オペラ「忠臣蔵」
オペラ「ニーベルングの指環」四部作
映画「ザ・セル」
ミュージックビデオ―ビョーク「COCOON」
シルク・ド・ソレイユ「VAREKAI」
ソルトレイク冬季オリンピック

著者等紹介

石岡瑛子[イシオカエイコ]
東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒。グラフィックデザイナー、アートディレクターとして資生堂、パルコ、角川書店などの広告キャンペーンを成功に導き、1970年代にセンセーションを巻き起こす。1980年代に入ってニューヨークに活動の拠点を移し、映画、演劇、オペラから展覧会、ミュージックビデオ、サーカス、そしてオリンピックまで、幅広いプロジェクトの創り手として国際的に活躍。アカデミー賞、グラミー賞、ニューヨーク批評家協会賞、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞など、国際的な賞を多数受賞。1992年、ニューヨーク・アートディレクターズクラブ名誉殊勲賞により殿堂入り。2002年、紫綬褒章受章。映画芸術アカデミー協会会員。東京芸術大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiroizm

26
1970年代から今世紀初めまで世界で活躍したアートディレクター本人による自身の仕事解説書。映画「MISHIMA」「セル」とレニ・リーフェンシュタール写真展は知っていたが、「ニーベルングの指環」など欧州のオペラ、ブロードウェイミュージカルまで手掛けていたとは知らなかった。世界の映画、舞台など幅広い分野で頑張っていた著者の工夫、苦労、心情がわかる掘り出し物エッセイ。三枝成彰作曲のオペラ「忠臣蔵」のエピソードは「失われた日本」初期に見られたバブル期のあだ花感香っていて同時代を生きた身としてジーンと沁みた。2023/01/04

Prince of Scotch

18
アートやエンターテイメントの世界で国際的に活躍していた故石岡瑛子氏の著書だ。読み進めるうちに、本書は日本語で書かれているけど、日本語じゃない印象をなんとなくボクは抱いた。それは石岡氏が海外でのキャリアを積むにつれて、その思考フレームがメトロポリタンのそれになってるからじゃないかなとふと思った。でも誠実で清々しい筆致に強く惹かれた。現在、回顧展が東京都現代美術館で開催されているので近く足を運ぼうと考えている。2021/01/18

じょうこ

9
わくわく読めて勉強になった、質量ともに分厚い1冊。『私デザイン』という書名からデザイン論の本かと誤解していたが、そうではなかった。12のビッグプロジェクト毎にコラボレーションの現場を描き出す。「私」というよりも「他」の表現者、創造者を「私」が描く。プロフェッショナル達の息が、品性が、知性が目の前に広がるよう。今年開催された【血が、汗が、涙がデザインできるか】という展覧会タイトルが実は好きになれなかった。本人はこのタイトルにyesと言うのだろうか?と。彼女自身の言語に触れたいと、この本を手に取った。2021/08/26

nizimasu

9
石岡さんの存在を意識したのは急逝した直後に放送されたNHKのドキュメンタリーだったか。ガッツのある人で言葉のひとつひとつに気合いを感じたものだ。最初、黒髪の印象のある人だったので、気づくまで時間かかったけど…。年齢を重ねると集中力というのは周辺を見ていて、衰えるものだが、その青い炎のようなメラメラと燃える文章からは、妥協なきデザインへの矜持が感じられて背筋が伸びるのだ2013/04/05

check2011

5
世界をめざすとかいってる すべての何かを作っている人は、ひれふすべし。2011/06/11

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