内容説明
オープントウの靴にストッキング、パーティドレスにバーキン、ゆるゆるのサッシュベルト、ジャストウエストのパレオ―憎むべきアイテム撲滅のために、今日も二人は愛ある毒を吐き散らす。
目次
パーティの作法
シルエットを探せ
ブランド信仰の罠
全身が映る鏡
流行サーフ術
若気の至り
「似合う」が大前提
最初に基礎ありき
もてる服と勝負服
ジャパネスクの怪
客観性を取り戻せ
お洒落は我慢
ザ・ファッション対決
有無を言わせぬ着こなし
ダイエット考
冬の怪談
時計占い
美容奇談
ピーコ印計画
ミニ指南
ドレスコードの掟
機内の靴と化粧事情
著者等紹介
山田詠美[ヤマダエイミ]
作家。芥川賞候補となった『ベッドタイムアイズ』でデビュー後、『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で第97回直木賞を受賞。以後『風葬の教室』『トラッシュ』『アニマル・ロジック』『A2Z』などで数々の文学賞を受賞
ピーコ[ピーコ]
服飾評論家。文化服装学院研究専門部卒。ラジオ番組の映画評論で「おすぎとピーコ」としてマスコミに登場。テレビコメンテーター、エッセイ執筆など多方面で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんなう
3
「ファッションショーを見ていいなと思ったとき、歩いてきたモデルの顔を自分の顔に置き換えて想像してごらんなさい。 萎えるから。」(ピーコ)2017/03/02
youco
3
気がるに読める。オサレトークと2人の毒舌具合がたまらん2008/08/25
Mariamaniatica
1
男よりも男らしい詠美様と、女よりも女らしいピーコ様の対談・・・面白い。この二人の美学にはかなり共感できるなあ。ただブランド物についてはふさわしい年齢なんて待ってたら善し悪しますますわからないんじゃないでしょうか?持てるなら持っていいと思いますよ~。それで意外とものが入らないとか、着づらいとかわかるほうがいいんじゃないかと個人的には思います。二人のいで立ちが素敵かと言うと疑問もあるわけで・・・。どの分野であっても遅れてきたダサい人ってのはいるのは仕方ない。私を含めたそういう人たちを辛辣な言葉で排除しないでね2011/01/28
aiminat
1
山田詠美とピーコの言いたい放題オシャレ対談。面白い!結構私に話が通じていないことも多々ありましたが; こういう好き勝手対談は面白いですね。毒舌も楽しい。センスとは目に見えないものなので、こういうお話を聞くことで磨かれる・・・かもしれないと思います。2009/03/25
キミカ
1
二巻の方が先になっちゃったけど、一巻もやっと読めた。彼女達のファッション論は私の本能が訴えるファッション論に近くてすごく共感出来る。私と彼女達の違いはその考え方を人に納得させるだけの知識があるかどうかなんだろうなあ。知識だけでも考えるだけでもだめですよ〜という例のアレ。2010/03/31