食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062118804
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

三千坪の大豪邸に住み、百億円を「節税」する。山口組五代目から鈴木宗男・太田房江などの政財官界、スポーツ・芸能界まで幅広い親交を持ち、BSE牛肉騒動では凄腕の錬金術を発揮する。食肉業界のドンの素顔と野望!同和と暴力を足がかりに巨万の富を築き上げた男のタブーに迫る。

目次

浅田満という男
同和と暴力を車の両輪に
輸入牛肉でしこたま儲ける
中川一郎との深い関係
逮補で分かった政界人脈
帝王のカネにひれ伏した政治家たち
大阪府知事
BSE感染牛肉大量買い上げの闇
偽装か否か消し去られた証拠
行政に食い込むフィクサー
ハンナングループの経営手法
ドンのカネに群がったスポーツ芸能人
浅田が築き上げたネットワーク
帝王の城

著者等紹介

溝口敦[ミゾグチアツシ]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。昭和17年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務などを経て、フリーに
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

7
差別されている人を助けるための制度。それは最初の頃は正しく機能し、結果的に平等を生み出すことが出来るだろう。それがずっと続くと、反対に差別されていたはずの人たちが、寧ろ優遇されているという状況が起こりえる。一度手にした利権を手放すというのは簡単でなく、有利な立場に立っていればそれを躊躇なく使用してでも守ろうとする。2014/01/03

おたきたお

1
以前に『屠場文化』を読んでいたので、「ヘット」や「血液を煮詰める」、「屠場と肉屋のネットワーク」といった内容の背景を思い浮かべながら読むことができた。解放同盟と全解連のスタンスの違いの記述も。週刊誌連載であったため、文体が明確で読みやすい反面、断定調で結論が先にある書き方は「ほんまかいな」と思わせる。一方、事件発覚後のメディアの報道を見ると、この本が情報ソースであったことがよくわかった。メディアの取材力のなさ(というかタブー視そのもの)を感じた。2006/01/01

貧家ピー

0
羽曳野のフィクサー。同和・食肉政策の隙間をついて、富を得たのは事実なのだろう。政治家・官僚のいい加減さにもへきへき。2010/04/30

はにゅ

0
人間ってすげえ。ノンフィクションはたまに読むと刺激になるよな。2006/11/09

のちおちゃん

0
☆☆☆2009/09/07

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