出版社内容情報
モモちゃん40周年おめでとう! 復刻絵本モモちゃんはね、おばけがほしくてしかたがありませんでした――。詩情ゆたかな中谷千代子の絵で楽しむ、親から子へ手わたしたい珠玉の名作、復刻版。カバー付き 幼児から
内容説明
モモちゃんが生まれたのは、夏でした。青い空に、お日さまがぴかぴかひかって、あんパンみたいな雲が、いっぱいとんでいました。ネムの花が、もも色にさいていました。『ちいさいモモちゃん』の誕生から40年、日本中の親子に愛されつづけてきたおはなし。幼児から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
52
とても好き。恐れを知らぬモモちゃんに、おばけたちもタジタジ笑。松谷みよ子さんのユーモア溢れる文章と、中谷千代子さんの懐かしいタッチの絵がとてもいい。泣いちゃうおばけたちが可愛いなあ。2022/07/19
山田太郎
33
うちの4歳の娘もお化け大好き。でも、一応怖がるもんな。お化け物の絵本は外せません。2013/11/26
たーちゃん
20
本物のおばけを欲しがるモモちゃん。怖がらそうとするおばけと、全然怖がらないモモちゃんの様子が面白かったです。2021/10/16
まるりー
13
2才頃、30円持って駄菓子屋さんへ行ったけど、選んだお菓子が高くで、お店の人に「もっと大きなお金を持っておいで」と言われ、両手を広げ「これくらい大きなお金ちょうだい」と祖母に頼んだことがあります。未だにそんな大金を手にできでないな…あ、感想はそれくらいあどけない自分が、ももちゃんと重なって見えました(^O^)2014/10/29
紅生姜
8
唐突だが、私がまだ小さかった頃は周りの大人たちはみんな忙しくて、本なんて読んでもらった記憶がない。だからちいさいモモちゃんシリーズを読むと、ああ、子どもの頃母親に読んでもらいたかったなと思う。こういう、母親に読んでもらいたかった絵本に突然巡り合うと、自分の子どもの頃を思い出し、切なくなってしまう。なぜだか分からないが、特に松谷みよ子さんの絵本や童話は私にそういった記憶を思い起こさせる作用があるようだ。2015/07/01