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内容説明
どうしてこうなってしまったのだろう?この家に、私に、出口はあるのだろうか?著名な雑誌編集長の父のもとでもがき苦しんだ子ども時代、おびえ続け、荒れくるった思春期、青春期を真っ正直にふり返る。
目次
第1章 ゆがみの始まり
第2章 私のなかの「売女」
第3章 準備されていた転落
第4章 地球なんて割れてしまえ!
第5章 「まなざし」の正体
著者等紹介
原田純[ハラダジュン]
1954年、東京都に生まれる。父は1950年代から80年代の出版界で名をとどろかせた辣腕編集者。中学生で、全国中学生共闘会議などに参加し、15歳で和光学園高校中退。その後、新宿や銀座などで、水商売を転々とする。1980年、長女出産。印刷会社に勤務ののち、職業訓練校で学び、版下製作会社に勤務。1989年、径書房に入社。この間の約3年間、大学の授業を聴講し、竹田青嗣氏に師事。現在、径書房代表取締役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
13
読んだのは2012年ですが。暴力ふるわれてないと虐待じゃない、傷ついてちゃいけない、と思ってる人へ。2020/12/11
ネギっ子gen
5
父親が、筑摩書房で『展望』『終末から』等の編集長を務め、径書房を始めた原田奈翁雄氏。その父親、そして母親との確執を書いた本。径書房には大変お世話になったが、つい後回しになってリアル積読本に。今回、この読メを始めたことにより読了でき成仏させることができた、ご利益本の一冊。なぜ、このような本を書いたか? については「あとがき」にあるように、<自分自身との和解>がキーワードになるだろう。<この原稿を書きあげてようやく、私は自分というものをひとつに統合し、自分というものの形を創ることができたのかもしれない>と。⇒2020/03/31
ヨハネス
3
両親からいかにひどい扱いを受けながら育ったか、延々と述べられます。父は確かに迷惑な家族。でも母は、自身もひどい家庭で育ったようなのに自分の子供はちゃんと扱っている、なんだかあたしが育った家とそっくり。もしかしたら多かれ少なかれ、どこの家庭も似たような問題はあるのかも。しかし著者の自堕落は全く同情できないもの。こんなに根気が続かないのは生まれつきか発達障害か。でもそんなダメダメ著者がなぜこんな大作を書けるようになったのか、それは書かれていません。年月がすべて解決したのかな。2019/08/15
Q afuremark あふれ印
0
AC系自伝本。知性と自虐の並列。幼い激情を書いても、満身創痍の思春期を書いても、亀裂から垣間見える輝く溶岩のような殺意を書く時も、どこかですっと引いて他者目線になる。著者が周囲に高く評価されるであろう自分を演じている最中には必ず「目」が現れ、お前は低劣で虚偽に満ちていると指摘し蔑んで来る。最後に「目」の正体に気付いた作者は解放されはするのだけれど、羽を得て高く舞い上がれる訳ではない。自分で自分を引き裂き続けなくても良いと知っただけ。最低限の自由を手に入れ、プラスマイナス0の地点に立っただけなのだけれど。2015/04/11
Re
0
読んだ。共感とも理解とも違うけど、これはもう一人の自分だなと思った。見知らぬ誰かのマザーコンプレックスについての本。2013/03/01
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