内容説明
王莽の帝国新は、いま崩壊直前。中原を疾駆する兵たちのどよめき!陰謀と恋の渦巻くなか、青年劉秀の希求する理想と夢。
著者等紹介
塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷市に生まれる。同志社大学卒。1996年、『霍去病』(河出書房新社)を発表して一挙に注目される。日本写真印刷勤務を辞し、小説執筆に専念
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感想・レビュー
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W-G
270
劉秀が主役のはずなのに、まぁ影が薄い。昆陽の戦いで一気に輝きだすのかと考えていたのに、これだけの大勝でもやっぱり影が薄い。個性的な人物が他にどんどん現れて、半分くらいは赤眉のパートだったりもするので、光武帝の物語というよりは、この時代の群像劇といった描かれ方をしている。中国歴史物のお定まりとして、この巻で格好良く見えた人物のうち何名かは、下巻で腐敗して惨めな最期を迎えると予想。そして、力子都が影の主人公のような扱いなのか、この先で劉秀と思いもよらない交わり方をしてくれたら楽しくなりそう。2024/02/27
春
2
劉秀、まだまだ『光武帝』にならないなぁ。引き続き、下巻読みます。2012/06/27
半べえ (やればできる子)
1
★★2020/04/04