内容説明
われわれの掛け金を食い散らす年金官僚たちがいる!「少子・高齢化で年金崩壊」のウソを暴き、大反響を呼んだ「週刊現代」の好評連載に大幅加筆。パワーアップしてついに単行本化。
目次
第1章 「少子・高齢化で年金崩壊」のウソ
第2章 サラリーマンの年金にたかる官僚たち
第3章 掛け金を蝕み続ける年金資金運用基金
第4章 年金官僚のデタラメが年金を崩壊させる
第5章 社会保険庁の経費をめぐる疑惑
第6章 天下り財団がおこなう裏ガネづくり
第7章 歪められた公的年金制度
著者等紹介
岩瀬達哉[イワセタツヤ]
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。96年、「新聞正義の仮面の下に腐敗あり」、「大蔵官僚たちが溺れた『京都の宴』」で第2回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の企画賞とスクープ賞をダブル受賞。00年には「ドキュメント竹下登」で第6回の同賞作品賞を受賞。官僚腐敗やメディア問題などを中心に旺盛な執筆活動を続けている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
189
第26回(2004年)講談社ノンフィクション賞。 少子高齢化が進む中、誰もが不安を 感じる年金制度の実態に取り組んだ本である。 真偽のほどは 不明だが、年金官僚の実態には 呆れ果てる。 巨額な年金機構に群がる政治家と 官僚たち…今は 改善されているのだろうか? そんな不安を感じる本当にだった。 2017/09/28
アルゴン
3
★★★★ 社会保険庁にテコ入れがあって日本年金機構になったのはこれが原因の一つなんだなあと。ジャーナリストが批判するのはよくあることですが他の省庁が全くフォローできないとは。メインの話ではないですが、農林族というのは日本の農業・漁業を守るよう努力したように見えて崩壊させているんだろうなあ。我田引水にろくなことはないですね。2015/05/25
oko1977
1
社会保険庁や年金福祉事業団の不正を暴いた本。こういった本を読むたびに思うのは、やはり日本人は昔のよき天皇制の時代の体制が体に染み付いているのだと感じる。でなければ他国のようにとっくに暴動が起きているはずだから。これからはもっと厳しくなるだろう。先送りがもうきかなくなるのだから。2012/09/17
ftoku
1
「花澤武夫」発言で検索2008/11/18