出版社内容情報
大判で楽しむ『ふぶきのあした』(完結編)大人気『あらしのよるに』第6巻。友だちどうしのオオカミのガブとヤギのメイ。2匹はおたがいの存在を守るため、命をかけてふぶきの山を越えようとしますが……
内容説明
むれをはなれ、ガブとメイはふぶきのやまごえをけっしん。くるしいたびのなかたべるものがないガブにメイがさしだしたもの、それは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
57
オオカミの仲間から逃げてきたガブ。ヤギの仲間から逃げてきたメイ。二人は、同族の仲間よりも、異種族の友達を選んだ。すべてを捨てて、ガブとメイはみんなの目が届かないところへ向かうのだが…。なんだろう。この絶望的な感じは。絵本なのに、ページをめくる手が止まってしまう。こんなに悲しくて、先が見えなくて、苦しそうにしている姿を見ていると、こっちまで胸が苦しくなってしまう。二人が歩いている姿を見るのも痛々しい。そして、どんどん仲間たちから離れるように遠くへ行こうとする。これで、最後はどうなるんだろうか…。2013/01/19
かおりんご
49
読み聞かせ(207) いよいよクライマックス!二人には幸せになってもらいたかったけれど、残念な結果になりました。子供たちは、残念そう。この続きの話を書かせたら、きっとハッピーエンドにするんだろうな。2014/11/18
フユコ
42
絵が本当にいい。話も本当にいいからいい×いいで本当に良い。2022/08/31
KEI
39
シリーズ6作目。新たな世界へ飛び出す為に荒れる川に飛び込んだ2人は無事に出会うことが出来、仲間から離れ吹雪の山越えをする。寒さと飢えの中、相手が生き残る為に思いやる2人が愛おしい。「いのちだって いつかは おわりがくる。でも、わたしたちが であえて、ともだちだったことが きえるわけじゃない」。今までの巻より笑える所が無い。ガブを追いかけるオオカミの仲間から逃れられるのか? さあ最終章へ。2018/02/24
ぼりちゃん
30
シリーズの中では一番ハラハラする回!ストーリーが急転直下し次巻の結末へと向かう大きな局面が終盤に描かれている。今日の音読の宿題はこれにしよう!と本棚から抜いて読み始めるも、そのうち音読も忘れて読みふける息子。うんうん、音読なんて忘れるくらい本に夢中になっているその時間、素敵な時間だよね〜*^^* 7歳2022/08/20