新宿歌舞伎町交番

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062116947
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

日本で最も多忙で、最も危険な交番。風俗店3000軒、クラブ・バー1130軒、ラブホテル100軒、パチンコ・マージャン店190軒、セックスショウ関係120軒、スナック1500軒、非合法カジノ50軒、悪質ボッタクリバー20軒、そして暴力団事務所95カ所に起きる数々の事件。

目次

第1話 歌舞伎町交番の宿命―ビール一本十万円、ホステスに触って五万円、ボッタクリ被害で交番に駆け込む人々
第2話 猥雑を食べる人々―強姦、介抱ドロ、シャブ売人、古本の回収販売など、歌舞伎町ホームレスの百態
第3話 女を食べる男たち―女子高生、主婦、金持ち娘を食いものにする歌舞伎町ホストの生態
第4話 小悪魔の少女たち―ボッタクリの手先、売春、詐欺…刹那の享楽にふける女子高生の生態
第5話 怪物の町―十代少女から七十代老婆まで「性」を商品として生きてゆける歌舞伎町の壮絶
第6話 歌舞伎町の浄化作戦―立て看板や違法ビラの強制撤去など強行作戦で街の人が協力的に
第7話 日本の阿片窟―シャブに陶酔する男と女、全裸で暴れるOLなど歌舞伎町ホテル事情
第8話 血の結束―ヤクザに交番を取り巻かれ、ナイフで脅され、本署刑事と対立してヤクザに立ち向かう
第9話 犯罪臭ただようゲーム店―トイレで覚せい剤、ゲーム機前でシャブに陶酔、片隅で盗品売買…
第10話 ドロボー天国―ピッキング、介抱ドロ、置き引き、盗品売買など、歌舞伎町はドロボーの宿場町
第11話 増殖する中国マフィア―強大化する中国犯罪組織を尻目に目先の事件事故に翻弄される歌舞伎軍団の無力感

著者等紹介

久保博司[クボヒロシ]
1941年長崎県生まれ。早稲田大学文学部卒業。公務員、業界紙記者、翻訳家などを経て、ノンフィクション作家になる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

10
約10年前の本だから、歌舞伎町の犯罪もその頃よりずっと増えているのだろうな。2014/03/15

たか

7
 不夜城の新宿歌舞伎町のドキュメント。とてもリアルで面白かった…。 警察から見た歌舞伎町は、犯罪者のるつぼで大変さがとてもリアルに伝わってきた。2018/12/21

ただぞぅ

6
歌舞伎町交番での1年は、他の3年から5年の経験に匹敵する程、日本で最も多忙で危険な場所。そんな場所で日夜勤務し、無限にある業務を体を張ってこなす警察官に頭が上がらない。そしてあらゆる欲望を飲み込む坩堝な場所で繰り広げられる人間ドラマは俯瞰するだけで十分。印象的だったのは海外から出稼ぎにきた人の話。本国に送金し家族が豊かになれば報われる。しかし現地では定期的な大金が送られてくるためわずかな収入のために働くのが馬鹿らしくなり、次第にウソの催促が始まる悪循環。「ジャパゆきさん」は一生、家族のために春を鬻ぐのだ2022/09/10

Ted

3
’06年3月刊(底本’03年2月)△新宿歌舞伎町交番の警官たちの奮闘と活躍を描く活字版警察24時。雑誌記事のように読みやすい。著者の世代のせいで仕方ないのかもしれないが、登場人物の台詞が古臭く、死語なんかもあるのですぐに作り話だと分ってしまうものもある。4割ほど差し引いて読むくらいが丁度よい。2024/01/02

2
歌舞伎町って、全く異質の町なんだ。 日本唯一の治外法権の独立国のようだ。 ぼったくりバーや、風俗、ヤクザ、ゲームセンター、外国人、麻薬、詐欺の事件が日常的に起きる町で、歌舞伎町警察は特別な名手の集団だ。 この本を読んでいると、歌舞伎町は危ない町であることは確かだな。 俺個人歌舞伎町で飲み食いしたことは多々有るが、楽しかった記憶は一度もない。 ちょっと、立ち止まっているだけで、曲者らしきおっさんに声をかけられるよ。 まさにハイエナの町だ。 2014/11/01

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