内容説明
われら、裏稼業、江戸の厄介事、よろず引き受けます。元禄版始末処は、年中暇なし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち～
17
商人からの依頼を受け、蔵秀はじめ4人が、知恵を出し合い解決する連作短編。大金が動く取り引きを、依頼人にはガッポリ儲けさせ、敵にはギャフンといわせる実に爽快なストーリーでした。相手の裏またその裏をかくドキドキの展開もあり。蔵秀の父もどっしりと存在感があって好きな人物です。蔵秀と雅乃の今後も気になります。2015/10/28
おばりん
4
謀も成就までに二転三転あって、面白い。実在の人物や実際の時代背景が垣間見えるのも楽しみの一つ。 2012/03/12
みっちゃんパパ
4
江戸の風物を推理仕立てにし，篤い人情をたっぷりしみこませて… 山本作品，大好きだ！！2012/02/12
こうてん
4
この人の作は初めてだが、人気なのも充分うなずける。時代物の醍醐味でもある「義理人情」を気持ちよく頂いた。他の作も読みたいと思う。2011/05/27
ハル
4
任侠の兄さん出てくるけど、珍しく力でイわさない作品。知恵と昔馴染みの人情、心意気で難題を切り抜ける。冬木町の神輿って荒っぽい担ぎ方で、兄さんたちの威勢がすごいんだよなあ2010/02/04
