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内容説明
憲法改定が叫ばれ、イラク侵略に加担する日本の現在。それはすでに敗戦直後、「読売争議」の結末に始まっていたのかもしれない。戦後60年、大きな分岐点となった“出来事”を今も生きる9人の証言者が語る、“今・ここ”の日本に至る道のりと、もう一つの選択肢。
目次
日本国憲法に憧れ、日の丸を焼いた人生(知花昌一(読谷村議))
花岡事件を掘り起こして(野添憲治(記録作家))
ウラン残土から見える原子力行政(榎本益美(ウラン残土訴訟原告))
大潟村からの反グローバリゼーション(坂本進一郎(大潟村第四次入植者))
国鉄解体というリストラとの家族の闘い(藤保美年子(国労音威子府闘争団家族))
三里塚闘争の底を流れるもの(島寛征(元・三里塚芝山連合空港反対同盟青年行動隊))
差別ではなく、区別を求めて(北原きよ子(関東ウタリ会))
在日二世、「ほるもん文化」をつくる(高二三(新幹社代表))
摘み取られた「民主読売」の芽(増山太助(元・読売新聞社従業員組合書記長))
著者等紹介
米田綱路[ヨネダコウジ]
1969年、奈良県に生まれる。大阪大学大学院言語文化研究科修士課程修了。「日本経済新聞」記者、書籍編集者を経て、1999~2003年まで週刊書評紙「図書新聞」編集長を務める。20世紀ロシアとドイツ、および日本の歴史と人間をたどる仕事を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。