内容説明
北海道遺産に選定されたアーチ橋の美を、余すところなくとらえた渾身の写真集。
著者等紹介
西山芳一[ニシヤマホウイチ]
1952年東京生まれ。1975年東京造形大学造形学部写真専攻卒業。博報堂、東急エージェンシーを経てフリーに。主に広告写真の分野で活動後、1993年土木写真家に転身。現在、土木遺産や土木施工写真を中心に業界誌などに連載。大手ゼネコンのカレンダーなどを手がける。(有)キャンプ代表、「土木を撮る会」事務局長
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感想・レビュー
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ちえ
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かつて木材や鉱物資源を運ぶために使われていた旧国鉄士幌線。その士幌線を通すために作られ、今も糠平湖や音更川に現存するいくつものコンクリートアーチ橋。その中でもっとも有名で季節により湖に涼んだり現れたりするために幻のアーチ橋と呼ばれるタウシュベツ。去年の秋、遠くからではあるけれど初めて見た時、その姿の美しさに言葉を失った。この写真集の写真は1997年から2002年までのもので崩れ始めているとはいっても、現在の写真から見ると形がとどめられている。あと1,2年で亀裂が広がるとのこと、今年ぜひ近くまで行きたい。2021/02/20