黒い赤ちゃん―カネミ油症34年の空白

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062114356
  • NDC分類 493.157
  • Cコード C0095

内容説明

それは人類史上初の環境ホルモン食品汚染だった!ついにカミングアウトし、自らの苦しみを語る油症第2世代の若者たち。彼らの苦闘は、環境ホルモンを摂り続けている私たちの近未来の姿だ。九州、イタリア、グリーンランド…環境ホルモン汚染地帯を結ぶ迫真のルポルタージュ。

目次

第1章 カネミ油症の被害者たちは今(新しい疾病;「環境ホルモン」に汚染された島 ほか)
第2章 戦闘開始(苦悩する科学者;被害者いじめ ほか)
第3章 命のバトン(イタリアの旅;女の子ばかりが生まれている町 ほか)
第4章 カミングアウト(悲劇の継承者たち;空白の8年間 ほか)
最終章 希望(“振り出し”に戻る;ヒポクラテスの誓い ほか)

著者等紹介

明石昇二郎[アカシショウジロウ]
1962年東京生まれ。85年東洋大学社会学部応用社会学科マスコミ学専攻卒業。87年『朝日ジャーナル』に青森県六ヶ所村の核燃料サイクル基地計画を巡るルポを発表し、ルポライターとしてデビュー。以降『フライデー』『週刊プレイボーイ』『週刊現代』『サンデー毎日』などで執筆活動。94年日本テレビ・ニュースプラス1特集「ニッポン紛争地図」で民放連盟賞受賞
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感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

33
図書館本。「カネミ油症事件」をつい最近知り、どんな事件だったのか興味を持った。何冊かある関連書籍の中で、最もインパクトあるタイトルだったのがこちらだったので手に取る。自分が高校生の頃に「環境ホルモン」や「ダイオキシン」が毎日のようにメディアで取り沙汰されて巷を賑わせていたけれど、それよりずっと前から存在していたことに驚き、有害物質が子や孫世代にまで受け継がれてしまう恐ろしさに、身震いした。症状に苦しめられ、闘っている姿は壮絶そのもの… 日頃何気なく口にしているものの影響力の大きさを、感じずにはいられない。2018/11/09

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