シリーズ・子どもたちの未来のために
あの日のことをかきました―ニューヨークとアフガニスタン 絵でつたえる子どもたちの心

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  • サイズ B5判/ページ数 64p/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784062113571
  • NDC分類 K316
  • Cコード C0736

内容説明

2001年9月11日のおそろしいできごと。きずついた子どもたちをなぐさめるために折り紙とだるま、クレヨンと画用紙をもってぼくは、ニューヨークに行きました。そして、アフガニスタンにも行きました。子どもたちの絵を、見てください。心のさけびごえが、きこえてきます―。ひとりの外国人青年のボランティア活動によって結びつけられた、ニューヨークとアフガニスタンの絵の数々。

著者等紹介

シエラ,エクトル[シエラ,エクトル][Sierra,Hector]
’64年、コロンビア生まれ。’83年より、旧ソ連で映画を学ぶ。小津安二郎、黒沢明などの作品にひかれて’94年に来日し、日大芸術学部修士・博士課程で研究をつづける。ユーゴスラビア・コソボ自治州を訪れた’99年、NATO空爆に遭遇。「一介の芸術家でもできることがあるはずだ」と、NGO「国境なきアーティストたち(ARTISTS WITHOUT BORDERS)」を設立した。現在、絵や折り紙などのワークショップや寄付を通じて世界の紛争地の子どもたちを励ましたり、日本の小学校で国際理解を教えるなど、精力的に活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんちゃん

20
図書館で。コロンビア生まれの筆者は日本からスタートして9.11後のニューヨーク、アフガニスタンの子どもたちを訪ね、絵と折り紙で子どもたちの明るさを取り戻す活動をされてきました。見開きのページにニューヨークとアフガニスタンの子どもの絵が並んでいます。黒い太陽、自分の家族や親戚が銃撃戦をしている姿…子どもたちにこんな絵を描かせる大人の罪を深く思います。絵を描き続けることによって少しずつ明るい色の増えていく絵もありますが、ひとたび刻まれた記憶をきれいにすることは難しい…ツライ現実です。2011/11/02

なま

13
★4 この本はNGO「国境なきアーティストたち」http://www5a.biglobe.ne.jp/~artWB/j16.html を設立した著者。絵や折り紙等のワークショップや寄付を通じ世界紛争地の子供達も励ましている。9.11ツインタワー崩壊から半年後に訪れた小学校で何を描いて良いかわからない子に「私のまち」でも良いと伝えた所、この絵本に掲載された絵が次々に描かれ驚いたという。小学生でありながら描きあらわす絵は衝撃過ぎる。彼らの中で時間が経過しても消えないトラウマを見ると争い禁止と強く願う。28分。2022/03/04

ののまる

12
ページの左には、2001年9月11日ツインタワー近くの小学校で起こった全てを見ていた小学生達の絵。そして右にはアフガニスタンで人々が殺されるところを目撃したこどもたちの絵。絵を何枚も見ているうちに、涙が出てきました。発行は2002年9月11日です。著者は「国境なきアーティストたち」設立者。2016/11/21

とよぽん

7
NGO「国境なきアーティストたち」のエクトル・シエラさんが、ニューヨークとアフガニスタンの子供たちを訪ね、折り紙を教えたり絵を描いてもらったりして心の交流をした。子供たちの絵は、まさに心の傷を表現していた。黒い太陽、爆撃、撃たれた人など、見ていて胸が痛む。子供は何も悪くないのに、子供として生きることができない辛い状況。一体いつになったら世界から戦争や紛争がなくなるのだろうか。2016/12/17

あるぱか

0
懐かしくもあり自分の原点となる本である。

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