目次
今日も人に出会う
つい聞いてみたくなって
好きなおばあちゃんたち
死に一礼
言葉ってすごい
ぼくの臨床スナップ
日々のこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
との@恥をかいて気分すっきり。
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生の隣に死は座っている。ホスピスで患者に寄り添いながら、その生きざま死に様を淡々と綴った一冊。余命を宣告されて様々な表情を見せる患者たち。悩み、問い返し、家族と向き合う中で、死の間際まで人間らしくあろうとする患者の姿に静かに胸を打たれる本である。ありがとうと言いながらお迎えがきて、ありがとうと言いながら送り出す…。終末期はただ余命を送る時間でもなければ無駄に苦しい時間でもない。 2013/05/07
ニャニャニャニャ
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「生きている偶然に感謝しながら頑張っていく」2019/02/08
neimu
1
何度も読み返す。自分が医療の場にいてもいなくても、生活する、老いる、病を抱える、人と交わる、諦めない、明るく過ごす、めげない、受け容れる、生きることの悲しみと喜びを振り返る時、徳永さんの本を読んできた私はふと立ち止まる。ここからどこに歩いて行こうかと。彼が毎日の生活の中で目指す医療を思いながら、両親、自分、家族のことを愛しく思う。
かわけい
0
誕生とは命とともに死を背負って生まれさせられることだ。生きている今、不安のない暮らしを求めているように、死ぬ時も痛みや苦しさでもがき死ぬのではなく、毎晩の眠りのように安心して死の眠りにつきたいと思う。そして、次の世界が一片の苦痛のない安らぎの世界であることを望みたい。人生の最後の旅の始まりの時、苦しむのは堪忍してほしい。モルヒネを1トン使っても苦痛を取り除いてもらいたい。しかし、わたしは「死」を恐れずに待つことができるだろうか。静かな「死」を迎えるには、どんな心の準備をしたらいいのだろうか。2016/09/26
じょん
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自然体で接し、生と死が連続していることをゆったりと教えてくれる、患者に寄り添う医師。温かい文体で、読者の心も癒してくれる。理想の医師像である。他の著作も読んでみよう。2016/04/06
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- 和書
- つれづれ道中記