目次
第1部 「わたしがあなたのためにしてあげられることは何?」(どうしようもない孤独を感じるとき;絶望感にとらわれてしまったら ほか)
第2部 「わたしがわたし自身のためにできることは何?」(献身的に介護することに疲れを感じるときには;不安と絶望で心が痛んだら ほか)
第3部 「わたしがあなたとわたしのためにできることは何?」(心配させたくない、という配慮よりも大事なこと;ガンとの闘いを暮らしの中での最優先にしない ほか)
第4部 「あなたが逝った後、わたしは?」(穏やかな別れのために;ふたりで過ごした最後の時間が残してくれるもの ほか)
著者等紹介
フェッター,ガブリエラ[フェッター,ガブリエラ][Vetter,Gabriela]
1953年スイス・チューリッヒに生まれる。心理学者・精神療法専門医。チューリッヒにある診療所で、末期ガン患者およびその家族の心の診療をおこなっている
シドラ房子[シドラフサコ]
1963年新潟県に生まれる。武蔵野音楽大学器楽科卒業。スイスのツーク州ハーム市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
櫂♡
0
癌患者の家族も、第二の患者。癌患者本人の気持ちも分かりやすく説明されていて、さらにその家族の心もリラックスさせてくれる、そんな本。何度も出てくる言葉に最初はえ?ってなったけど、読むたびに深い深呼吸をしたくなる言葉達。癌患者の家族の心のケアも大事。2016/06/09
ちゃっぴい
0
愛する家族(本の中では配偶者を想定)がガンになってしまった場合に、 どのように接するべきか、支える人がつぶされないためにはどうすべきかなどが書いてある本。 最後のほうで、愛する人がガンにかかって幸せだったという意見があったのは、 ちょっと考えさせられました。 漫然と生きてきた人生を考え直す機会になり、愛する人との1日1日を大切に生き、別れに向けての心の準備をすることができたため、突然死で愛する人を失うより良かったということでした。 とはいえ、がんにかかったのが幸せなはずはないと思います・・・。2013/10/11