張騫

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062110433
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

武帝の時代、西域を拓いた張騫、若き日の司馬遷、青州刺史の雋不疑。青い夢に魅了された三人の男を描く秀作。

著者等紹介

塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷市に生まれる。同志社大学卒。日本写真印刷株式会社に勤務、イラストレーターとしても活躍ののち、退社。処女長編『霍去病』を刊行し一挙に文名を高める。父・塚本邦雄の主宰する歌誌『冷朧』の発行人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

9
中国古代小説に新しい視点から独自の地歩を固めつつある著者による3編の夢実現の物語。歴史上中国人として初めてアフガン(その頃は大夏・バクトリア)に足を踏み入れたのは張騫。シルクロードに青海を求めた表題作の他若き日の司馬遷を描く「殺青」収録。盗賊討伐に手を焼く役人を描いた「青州刺史」。3作に一貫して登場するのは皇帝劉徹(武帝)。物語が移るにつれて即位直後の青年、親政に情熱を燃やす壮年、さらに頑迷な晩年へと53年の治世を全うするように陰で君臨する。2006/12/09

再び読書

9
西域を拓いた張騫、若き日の司馬遷、青州刺史の雋不疑の3話がおさめられている。区切りをはっきり理解せず読み進めたので、別々の話と思わずに、張騫は出てこなくなったな?と思いながら、読んでしまった。あとがきにも書かれているように、共通の人物の漢の武帝の変わりざまが感じられれる。残念ながら、物語としては少し魅力に欠けるように感じられた。「王莽」「光武帝」を買ってしまったことに少し公開しているが、それが杞憂に終わる事を期待します。2014/08/13

takehiro

2
この時代のアジアのことをもっと知りたいと思った。2011/06/04

どすきん

0
『史記 武帝記』(北方謙三)では、鳴沙山を連想させる過酷な地を渡って行ったと思われる張騫が、「彼は行って来ました」くらいの描かれ方なのが残念。その筆致は全般にわたり、今ひとつ迫るものが無い。2017/02/26

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