内容説明
激しく恋に落ちる一方で親密になることや傷つくことをひどく恐れる。自分は繊細すぎるから、うまく人とつきあえないのではと悩む。「敏感すぎる人（＝ＨＳＰ）」にとって恋愛はやっかいなもの。敏感さという特性を生かしつつ「あの人」との絆を強めるには。あなた自身を知り、上手に人を愛するための各種テスト＆ワーク付き。
目次
第１章 あなたはＨＳＰか？気質、愛、そして敏感さ
第２章 ジェンダーと敏感さ
第３章 ＨＳＰと親密さへの恐怖
第４章 恋に落ちるということ
第５章 ＨＳＰと非ＨＳＰ―気質の違うふたりの恋
第６章 ふたりともＨＳＰだったなら
第７章 満足できる「敏感なパートナーシップ」をつくる
第８章 セクシュアリティ―敏感な人々の寝室で
第９章 ＨＳＰのスピリチュアルな道のり
著者等紹介
アーロン，エレイン・Ｎ．［アーロン，エレインＮ．］［Ａｒｏｎ，Ｅｌａｉｎｅ Ｎ．］
ユング派の心理学者、セラピスト。ヨーク大学で臨床心理学を修め、家族関係に関する研究者として活躍中
冨田香里［トミタカオリ］
立教大学社会学部卒。翻訳家、ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
82
この著書も、最後には、何か大きな穏やかさに包まれているような安心感を感じることのできる本であった。大きな海に漂っているような、穏やかな波に心地良くたゆたうような、そんな感覚を味わわせてくれた。きっと、自分ではまだ完全には認識できない「大いなる自己」というものの存在を気づかせてくれ、それとつながる方法があるかもしれないと感じさせてくれたからであろう。本書でも、すごく共感できるところと、あまりにも抽象的で普段馴染みがないので「具体的にはどういうことかしら？」と思うところとの両方があったが、色々と興味深かった。2013/03/29
Ryosukem90
2
自らもHSP(highly sensitive person)であるアメリカの心理学・セラピストの著者が、自身の経験や豊富な患者の事例などから敏感で少数派のHSPならではの恋愛の悩みや特徴をまとめた本。HSS(highly sensitive seeking、刺激追求型)や両方の特性を持つHSP/HSSにも触れている。「HSPである」という自己理解が進むことで何が遺伝的に所与のもので何を問題として捉えるべきかがクリアになる。脳科学的な裏付けがあるとより良い。2020/03/14
ユキ
1
難しかった2021/05/14
ゼラニウム/フウロソウ科
1
流し読み2019/08/24
ひひひ
1
実用面からスピリチュアルな面まで、HSPの恋愛について心理学を通して教えてくれる。一読しただけでは、まだ理解できないところもあって、何度か読み直したい。心理学の用語を知ってる前提で書いてるけど、アメリカの人ってそんなに用語に馴染みがあるのか…。むしろ日本に心理学が浸透していなさすぎなんだよなーと思いました。2015/02/08
