内容説明
無実の死刑因を救い出せ。期限は3ヵ月、報酬は1000万円。喧嘩で人を殺し仮釈放中の青年と、犯罪者の矯正に絶望した刑務官。彼らに持ちかけられた仕事は、記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすことだった。最大級の衝撃を放つデッド・リミット型サスペンス!第47回江戸川乱歩賞受賞作。
著者等紹介
高野和明[タカノカズアキ]
1964年東京都生まれ。’85年より、映画・TV・Vシネマの撮影現場でメイキング演出やスチルカメラマンなどを担当。映画監督・岡本喜八氏の門下に入る。’89年渡米。ABCネットワークの番組にスタッフとして参加。ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出・撮影・編集を学ぶ。’91年同校中退後、帰国して映画・テレビなどの脚本家となる
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感想・レビュー
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takaC
158
文庫はどちらも読んだことがあるが単行本『13階段』は初読み。9年前に講談社文庫版『13階段』を読んで以来、昨年の文春文庫版『13階段』まで、毎年継続して読んでいる高野小説だけど、高野氏は比較的寡作なため継続読みがなかなか難しくなってきた。新作を乞う。2016/10/29
koba
149
★★★★☆2014/03/16
紫綺
119
文庫本にて読了。罪を犯すということは、思いも寄らないところめでで大変な事なんだということを深く考えさせてくれた秀作。2014/02/28
nakanaka
113
再読でしたがすっかり内容を忘れていたので存分に堪能することができました。私のペースとしてはここ数年本を多めに読んできたのでいえることですが、この作品のクオリティの高さはすごい。手に汗握る展開でどんどん惹き込まれました。三上に容疑がかかるあたりなどは「ウソだろ三上君!」とすっかり南郷に感情移入してしまいました。やられたらやり返すことは正しいことのような気もしますが結果的にはキリがなくなるのも事実ですね。考えさせられます。死刑に立ち会うことが仕事でもある刑務官の方々には頭が下がります。2016/08/06
Yuna Ioki☆
100
429-62-22 高野和明作品初読。ドラマとか映画を見てるようなスピーディかつ先の読みづらい展開でとても面白かった(*´∀`*)純一は辛い人生を歩んできたし、これからも辛い人生を歩まざるを得ないんだろうな。。。2014/02/13