日本のこころ〈花の巻〉―「私の好きな人」

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062108461
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0095

目次

世阿弥(竹西寛子)
一休(加藤周一)
織田信長(脇田修)
明治天皇(ドナルド・キーン)
内村鑑三(小原信)
明石元二郎(深田祐介)
与謝野晶子(林真理子)
石川啄木(門屋光昭)
坂口安吾(藤田宜永)
本田宗一郎(西沢潤一)

著者等紹介

竹西寛子[タケニシヒロコ]
1929年広島に生まれる。県立第一高等女学校在学中に被爆。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務。退職後に発表した古典評論『往還の記』で田村俊子賞受賞。最初の小説『儀式』が女流文学者賞候補となる。短編集『鶴』で芸術選奨文部大臣新人賞、『管絃祭』で女流文学賞、『兵隊宿』で川端康成文学賞、評論『山川登美子「明星」の歌人』で毎日芸術賞受賞。また、1994年には日本芸術院賞受賞

加藤周一[カトウシュウイチ]
1919年東京に生まれる。作家、評論家。東京帝国大学医学部を卒業。一高在学中に福永武彦、中村真一郎らを知り、東京帝大医学部進学後は仏文科の講義にも出、マチネ・ポエティクに参加。51年半給費留学生として渡仏。58年医業を廃し、60年東京大学文学部講師に就任。秋にはカナダのブリティッシュ・コロンビア大学に招かれ、以後ベルリン自由大学、エール大学、上智大学などで教鞭を執った。大仏次郎賞、朝日賞受賞。フランス芸術文化勲章オルフィシエ章、レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章受章。仏・独・伊・ルーマニアの大学で名誉博士号を授与される

脇田修[ワキタオサム]
1931年大阪に生まれる。京都大学文学部卒業後、同大学大学院博士課程単位取得、文学博士。龍谷大学助教授をへて、大阪大学文学部教授、同学部長、のちに名誉教授。帝塚山学院学院長をへて大阪歴史博物館館長

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド][Keene,Donald]
1922年ニューヨークに生まれる。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。日本文学、日本文化の研究とその海外への紹介に対し、勲二等旭日重光章受章。また、菊池寛賞、読売文学賞、日本文学大賞、全米文芸評論家賞などを受賞

小原信[オハラシン]
1936年神戸市に生まれる。青山学院大学国際政治経済学部教授。国際基督教大学卒業。東京大学大学院を経て、イエール大学大学院修了。Ph.D。『状況倫理の可能性』で和辻哲郎賞受賞
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感想・レビュー

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与謝野晶子を林真理子が評したのを読みたくて借りた。それほど美人ではなくても、仕事も家庭も(子供11人産んだそうだ!)凄い与謝野さんを、ハヤシさんが見習いたいというのも、よくわかる。鉄幹を愛し続けたというより、鉄幹を愛そうと「努力し続けた」のだ、というが、私は違うと思う。はからずもハヤシさんが夫を愛し続けようと努力しているのだなということがバレてしまったな。あとドナルド・キーン氏の明治天皇評もよかった。上皇ご夫妻の震災時国民と同様灯りのない生活を・・というのは、明治天皇からの伝統なのだ、とも感じられた。2019/07/27

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