内容説明
より良いホスピスケアを目指して。患者とその家族、医師、看護婦、ボランティア…、共に命をみつめる人たちの生の声が、ここにはあふれている。聖ヨハネホスピスは、こうして歩んできた。そして、これからも歩きつづける。
目次
「相談」と「選択」、ホスピスはコミュニケーション
苦痛を和らげるためにどうコントロールするか
よりよいケアの在り方を求め、その普及を目指して
チームによる取り組みで生まれる柔らかな対応
ホスピスは高齢社会のモデルをも示す
命をかけた“師匠”のメッセージに学ぶ
ホスピスケアはホスピスだけのものではない!
介護の基本は“まずそばにいること”
“いつもと変わらない日々”が何より大切
社会とのつながりを継続する手立て
スピリチュアル・ペインとスピリチュアル・ケア
「ホスピスは大海原に浮かぶボートじゃ困る!」
通信10年、問われ続けるホスピスの“かたち”
著者等紹介
山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年、福島県生まれ。千葉大学医学部卒業。同大学病院第一外科、千葉県八日市場市民総合病院消化器科に勤務ののち、91年10月より東京都小金井市の聖ヨハネ会総合病院桜町病院ホスピス科部長、97年4月より聖ヨハネホスピスケア研究所所長も兼任。著書に『病院で死ぬということ』『続・病院で死ぬということ』(ともに主婦の友社)、『僕が医者として出来ること』(講談社)、訳書に『安らかに死ぬということ』(講談社)などがある
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