内容説明
日中国交回復をなしとげるも、金脈問題で退陣、ロッキード事件で逮捕―。絶頂とどん底を見た元首相の、生き残りを賭けた闘いがはじまった。「キングメーカー」をめぐって、男たちの野望が火花を散らす。
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。大宅マスコミ塾第7期生。1970年、週刊誌の特派記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊誌に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊誌を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。著書には、『十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊』『美空ひばり・時代を歌う』(以上、新潮文庫)、『一を以って貫く 人間小沢一郎』『孫正義 起業の若き獅子』『経世会竹下学校』『宰相・田中角栄と歩んだ女』(以上、講談社)など多数がある
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