秘画―御書物同心日記

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062105422
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

珍本の集まる将軍家には、奇怪な事件も出来(しゅったい)する。嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りにきた。目利きを頼まれた御書物方同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県に生まれる。1973年から杉並区高円寺で古書店を営む。1992年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞受賞。1993年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。近著に『犬大将ビッキ』『漱石先生とスポーツ』『土龍』などがある
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感想・レビュー

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rokoroko

17
御書物同心日記。相も変わらず風干しをしている。様々な事起きるけど本当に大したことなく終わる。目玉の本とかこの表題の秘画とか。色々な本があるのね。ああそういえば昔朝、問屋から来た1万円越えの本が発禁になったと知り兄に「売ってはいけないよ」と言われ返品本の中に入れ後でじっくり見たことあったな~兄が配達に行った時お客さんに「○○ありますか?」と言われて「子供なので売ってはいけないと知りませんでした」と言いながら売っちゃったっけ。実家の本屋の匂いがする話楽しんで読んだ2020/12/14

こおり

10
御書物同心(2) ゆるゆるなのに退屈しない、何ともクセになる面白さなのよねえ。丈太郎くん、お供の柴平が言うように実は武芸達者なのだろうか。微妙によくわからないところがまた面白いし、このシリーズの魅力なのかもね。今回は、第4話「素麺」がやたらとツボにハマって大笑い。うどん流しちゃダメだよ(笑)喜助・音平親子のやりとりを想像するだけで笑えてくる。こういう作風大好き、出久根さんの他の本も読んでみたい2015/01/25

Eiko

5
図書館から夫に借りてきてもらった。「貴女は何を読むつもりだ」という顔をしていた。表紙絵が良くない。しかもこのお題だ。言い訳はちゃんとしたが、この表紙とお題では信じてもらえない。参った・・・。が、面白い。ちゃっちゃと読んだ。生まれ変わったら刺繍家になろうと思っていたけど、図書館司書もいいかなぁ。2016/06/01

めだか

5
御書物同心日記シリーズ、第二弾!一巻と同じく図書館で借りた。やっぱり面白い。主人公の丈太郎大好き!義父と将棋をしたとき、うまく負けられそうだったのに、相手がポカして丈太郎が勝ってしまった。義父もしょんぼり、丈太郎も内心しょんぼり。いいひとだ。2011/11/03

びび

4
タイトルや表紙の絵から色っぽい展開を期待しないでもなかったが、前巻から引き続き御風干しの日々。このゆるさが心地好い。2011/12/15

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