内容説明
とかく「タフさ」「押しの強さ」「抜け目のなさ」が求められる世の中で、生きにくさを感じる繊細・過敏なあなたこそ、実は、天賦の才能に恵まれた特別な人。「神経質」「引っ込み思案」「弱虫」といった不名誉なレッテルをはがし、自信を持って社会へ出ていくために…。コンプレックスを誇りに変えるための各種ワーク付き。
目次
第1章 敏感すぎるとは、どういうことか?
第2章 さらに理解を深める
第3章 「敏感すぎるカラダ」の健康と生活
第4章 子供時代と思春期を新しい目で捉え直す―自分を育てることを学ぶ
第5章 HSPの社会生活―「恥ずかしがり屋」になってしまうこと
第6章 HSPの仕事について―自分の適性を理解して、いい仕事をするには
第7章 HSPの恋愛と友情―敏感な愛の難しさ
第8章 深い傷を癒す―さまざまなプロセス
第9章 医者と薬とHSP―「プロザック(抗うつ薬)に頼ろうか、それとも医者に相談しようか」
第10章 魂とスピリット―真の宝が宿るところ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
118
やっと読めた・・・!これを読んで、どれほど心が楽になったことか・・・。むやみやたらに自分自身を責め続けて、自信を喪失したり、自分の存在に罪悪感を抱いたり、ふさぎ込んだりしていて、どうしようもない気分だったけど、この本はそんな人にとって、とても救いになると思う。今まで自分をネガティブにしか捉えていなかったことを全身で受け止めてくれ、私自身の気持に寄り添ってくれ、私のあらゆる気持ちや感じ方に共感してくれ、私の感じていた痛みや苦しみを理解してくれ、私の存在を肯定・尊重してくれたと、感じることができたからだ。2013/03/22
瑪瑙(サードニックス)
55
昔からすぐに動揺してしまい、内気で人の中に中々入っていけない自分がずっと嫌でした。臆病でなんて情けないんだろうと思っていました。小学生の時には神経症を発症するなど、とにかく人と関わる事や、初めての事が苦手でした。でも関わり始めるととことん突き進むのです。そんな自分の事を知りたくて手に取りました。今はいろんな経験をして大人になったから、ある程度の対処は出来るようになりましたが、この本のおかげで少し救われました。私だけじゃないんだとホッと出来ました。感謝です。2016/10/01
りす子。
45
ほぼ一気、いま必要なさそうな部分は飛ばし読み。参考になる部分、それはどうなの?と思う部分、既に見ていた部分…私、方向は間違ってないみたい。よかった。著者が言うように、ひとつのラベルの中に様々なタイプがあるわけで、これは自分の参考になるかな?って部分だけ見つけて適度に読むのがちょうど良いかなと思います。繊細さを大切にしているチャールズの話は好感をもちました。付箋を貼りつつ読んでいたら、読み終わった後付箋の林が出来ていました。文中に出てきたユングに少し興味をもちました。自分を大切にするヒントがあって良かった。2014/05/25
molysk
39
敏感な神経を持つ人間は、周囲の微妙な変化を感じ取ることができる一方で、刺激の強い環境に圧倒されて神経が高ぶりやすい特徴も持つ。このような人々の呼称としてHSPを提唱したアーロン博士の著作。HSPの人々がよりよく生活するアプローチは、HSPであるとはどういうことかを理解する自己認識、過去の体験をポジティブにとらえ直すリフレーミング、自分の中の深い傷の癒し、そして外の世界との関わりを学ぶこと。HSPは世界と関わるべきだが、外の世界に関わりすぎたり、関わらなさすぎたりせず、バランスを取る必要があるのだ。2020/03/15
らる
36
読友さんにオススメしていただいて読みました。 読みながら気持ちが高ぶることもあったけれど、読んだおかげで心が軽くなった感じがする。人より敏感である、という書かれ方のこの本ではHSPを肯定し認めるような内容が書かれている。敏感であるというだけで否定されるべきことはない、自分に合う生き方を探せば良いのだ。この本のおかげで少しだけど自分をわかってあげられた気もする。 時間がかかったけれど、読んでよかったと思う。時々読み返したいです。2014/03/08
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