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九郎判官

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062105132
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

義経をめぐる清冽な人想いの雅歌!幻の人の香、匂やかな男の悲劇を描く大型新人の透明な文体。秀作5篇。

著者等紹介

領家高子[リョウケタカコ]
1956年東京向島に生まれる。両国高校から、東京外国語大学ドイツ科に学ぶ。1995年、『夜光盃』(講談社刊)を出版、久世光彦氏らに絶讃を受ける。つづいて、『ひたくれない』『八年後のたけくらべ』(ともに講談社刊)を刊行。舞踏劇の創作等にたずさわる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

24
初領家高子。源義経を、本人を登場させずに、周りの人の眼を通して描いた。ので、ある程度、源平の戦いの知識は必要です。ので、2冊目にどうぞ。静御前、西行法師、佐藤継信忠信の母、武蔵坊弁慶。。。静御前の章がやはり印象に残ります。2010/12/19

星落秋風五丈原

19
幻の男の匂やかな思い出は悲劇か?「吉野の弁慶」「西行と頼朝」「太夫黒」「千本桜」「耳裂け鹿」の5編。義経をめぐる5つの連作集。2001/12/18

Book Lover Mr.Garakuta

15
【図書館】【速読】:義経取り巻きの目線から見た義経を解説した本。2022/02/20

sinobu

1
義経本人は出てこず、義経に関わる人たちを語り手として、主に彼ら自身の人生について、そして義経が断片的に語られるという体裁になっています。とても雰囲気のある文章で、うっとりと浸りながらの読書でした。伝奇物語ともいえる「義経記」が元ネタになっていたりして、幻想的な時代小説という感じの作品です。義経に対する色んな人の思いがあって、本人すら知りえぬ彼にまつわる数々の駆け引きがあって、そんな中で強烈に時代に名を残し、散っていった義経。深い余韻が残ります。源平に興味があって、更にもう一歩踏み込みたい人向けの本です。2014/02/07

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