内容説明
死は終末をどう生きるかを問うものだ。打ちこむものがある人の終末期は穏やかである。人は生きたようにしか死ねない。死の意味を教えてくれた患者のことを記す。医師がガンになってわかったことを併載。
目次
第1部 追憶のカルテ―どうしたら幸福な最期が迎えられるか(打ちこむものがあれば穏やか;教師をやめ医学の道へ;「喪失」重く妻は衰弱;一人終末迎えた女性;死と癒し説いた牧師 ほか)
第2部 私のガン闘病日記―医者がガンになってわかったこと(なぜ病院を受診したか;大阪府立成人病センター院長の診察を受ける;ガン告知についての問題―ガン患者になってみて;祈りと死と;無麻酔の胃カメラはじまる ほか)