内容説明
サッカーの試合に審判はなくてはならない存在なのに、その審判について、多くの人が無関心なのは残念でならない。私がこの本を書いた理由は、審判の世界がどのようなものなのか、また審判について誤解されている部分、さらには審判が試合中どんなことを考え、何に気をつけて判定しているのかといったことを、サッカーファンはもとより、これから審判の資格を取ろうと思っている人、すでに資格を持っている人、はたまた選手、監督、コーチの人たちにも理解してほしいと思ったからである。
目次
第1章 W杯フランス大会で世界の頂点に立つ(夢にまで見た大舞台;選手に試された日本人審判の判定 ほか)
第2章 レフェリーは絶対的存在だ(もともとは審判不要の競技だった;サッカーの主審は絶対的な権限を持つ ほか)
第3章 ホイッスルを吹くとき(悔いの残った初の天皇杯決勝―1994年天皇杯決勝・鹿島アントラーズ対横浜フリューゲルス;初のFIFA主催の国際試合で無念の試合途中中止―1995年U‐20ワールドユース大会・オランダ対ホンジュラス ほか)
第4章 我が審判人生の果てしなき夢(小学生のときからルールにかかわる;高校時代はキャプテンを務めたが… ほか)
第5章 なぜ我々はサッカーに魅せられるのか(単純なルールに秘められたスケールの大きさ;ほかのスポーツでは得られない爽快感と満足感 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈍足君
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感銘を受けました。ちゃんとやって当たり前、しかし、やっても誉めてもらえない。ミスをすれば選手やサポーターからボロクソに言われ、ちゃんとやってもその判定でピンチになった方からボロクソに言われる。ほとんどの審判は別に本業があり、休暇をやりくりしているそうです。余程サッカーが好きなのでしょう。私ならこんな割りに合わないことは絶対にイヤです(サッカーやったことないし、年齢オーバーだけど)。Jリーグはこのような人達の苦労によって支えられているのですね。審判がいなければ試合はできません。大切にしましょう。2016/10/31
湘南☆浪漫【Rain Maker】
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珍しい審判が書いた審判の本。 苦労は非常によく分かります(苦笑) ただ、納得のいかないモノは納得がいかないんですwww2016/06/10
ジーン
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審判からの目線も気になっていました。私は免許もなく、地元の試合の審判をする程度ですが、参考になりました。
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